久石譲と角野隼斗が贈る感動の音楽!内田英治監督最新作『サイレントラブ』の楽曲に期待

エンタメ

この作品は、内田英治監督がオリジナル脚本で描くものであり、主演は山田涼介が務め、ラブストーリー映画での初主演となる。物語は声を発することをやめた主人公・蒼(あおい)役に山田涼介が演じ、不慮の事故で目が不自由になりながらもピアニスト志望の音大生・美夏(みか)役には浜辺美波が扮し、彼女との出会いを通じて希望を見出していく姿が描かれる。

この映画では、音楽が重要な要素となっており、指揮者である久石譲がオリジナル楽曲「Silent」を制作。この楽曲は物語にアクセントを与え、美しくも切ない旋律が作品全体を彩ることとなる。

内田監督は、映画制作前には雑誌の記者としても活動しており、その経歴を生かして久石譲に対して自らオファーをかけたと述べている。久石譲は、内田監督の熱烈なオファーに応じ、映画のために楽曲を提供。久石譲は映画音楽の制作過程で内田監督と何度も打ち合わせを行い、キャラクターの性格から物語の背景まで細かく話し合い、映画に合った音楽を制作していったという。

内田監督は、久石譲の音楽が自分の撮ったシーンに絶妙にマッチしていることに感動し、「久石さんの音楽は、効果音や撮影技法など映画的な手法との融合性も高い。ミニマル・ミュージックがベースで、フルオーケストラで映画を盛り上げるという音楽とは真逆の世界の方なので、本来は寄り添わないはずの音楽が、久石さんの手にかかると不思議な調和を生む。まさに久石さんならではの世界観だ」と称賛している。

久石譲も映画音楽に対するアプローチや制作の様子について語り、「作り手の話を聞きたいという方なので、実際にお会いしてたくさんお話をさせていただきました。映画が総合芸術であるという所以を思い返した瞬間でしたね」と述べ、映画と音楽が絶妙に調和した作品が完成したことに喜びを表している。