おぼん・こぼん、涙の再共演 名コンビが再び笑いの舞台へ

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TBS系の人気バラエティ番組『水曜日のダウンタウン』が、6月24日に放送され、番組10周年を記念した特別企画「視聴者&出演者が選ぶ“最も好きな説”」が発表された。その中で、過去に大きな話題を呼んだ伝説の企画「芸人解散ドッキリ 師匠クラスの方が切ない説」が第30位にランクインし、再び注目を集めた。

この企画では、長年不仲とされていたベテランお笑いコンビ「おぼん・こぼん」の関係修復の過程が描かれた。2019年から2年間にわたり、ドッキリを通じて彼らが和解へと歩み寄っていく姿は、多くの視聴者の胸を打った。番組に74回出演している小籔千豊も、「夫婦でも親子でも兄弟でもない関係性で、あそこまでこじれることがあるんやなと驚いた。最後のミラクルなオチは、本当にお笑いの歴史に残る名場面」と絶賛した。

放送では、現在のおぼん・こぼんの様子がVTRで紹介された。仲直り放送から2年半が経過した今、おぼんは「実は、あれ以来仲直りしてないんです」と冗談交じりにコメント。一方のこぼんは「まあ、表面上だけですけどね」と返し、息の合った掛け合いを披露した。その後、「そういう言い方やめてよ」「やるのか?」とやり取りを続け、最終的にはダチョウ倶楽部の持ちネタを引用し、キスを交わす場面も。こぼんは「最近、こういうのやってるんですよ」と笑顔で語り、おぼんも「僕たち、ダチョウ倶楽部が大好きで、東洋館でもネタをやらせていただいたんです」と思いを語った。

さらに、おぼんは「今では、また一緒に漫才をやるのが楽しくて仕方ない。目を合わせて、気持ちの通じ合う漫才ができている」とコンビの現在を前向きに語った。

この放送に対し、X(旧ツイッター)では「おぼんこぼん仲直りに涙」「キスするほど仲良くなってるなんて信じられない」「おしぼり投げ合ってたのが嘘のよう」など、多くの感動の声が寄せられた。

なお、番組の顔であるダウンタウンの松本人志は、今年1月末から芸能活動を休止中。そのため、オープニング映像からも姿を消しており、代わりに彼が以前番組内で演じた覆面レスラー「エル・チキンライス」が登場するようになっている。このキャラクターは、松本が作詞した楽曲「チキンライス」をモチーフにしたもので、ファンの間でも知られた存在だ。

番組10周年という節目に、おぼん・こぼんの再共演が大きな話題となり、視聴者の間にあらためて「笑い」と「絆」の力を感じさせる回となった。