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専門看護師とは?その仕事内容と資格取得の方法

専門看護師、という資格があるのを知っていますか?

水準の高い看護を効率よくおこなうために、日本看護教会が定めた資格のことで、この資格を持つ人はより高度で専門的な内容を任せてもらえるようになります。

看護ケアの広がりと、質の向上を目指して、専門看護師の資格取得者は毎年増加しており、2012年度の認定者数は1048人になりました。

認定看護師の数

引用:求められる看護及び医療のマネジメント

今回は、そんな専門看護師の実態についてご紹介します。

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専門看護師とは

まず、『専門看護師』という言葉についてご説明します。

専門看護師とは、解決困難な健康問題を持つ個人や家族に対して、より質の高い看護ケアを提供するための、深い知識と技術を持った看護師と定義されている存在です。

つまり、『専門看護師試験』に合格するだけの知識や技量がある看護師ということになります。

専門看護師の資格は特定の専門分野ごとに認定される資格で、日本看護協会が行う専門看護師認定試験の合格者に与えられます。

専門看護師は、特定の範囲において幅広いケアをする看護師であり、知識やスキルに加えて、専門分野に対する指導力も求められているのが特徴です。

専門看護師になるには

先述の通り、専門看護師になるためには日本看護協会が行う専門看護師認定試験に合格する必要があります。

また、試験を受けるために満たさなければならない条件についても確認していきましょう。

①看護系大学院修士課程修了者で、日本看護系大学協議会が定める専門看護師教育課程基準の所定の単位(計26単位)を取得していること。

②実務経験が通算5年以上。そのうち3年間以上は専門看護分野の実務経験。このうちの6ヶ月は修士課程修了後の実務経験であること。

つまり、大学院を出ていて、実務経験が5年以上、そのうち3年間はその分野での経歴が求められます。

そのあとに書類審査と筆記試験に合格することで、専門看護師の資格取得となります。

認定看護師との違い

専門看護師と同じく、看護師が取得できる資格に、認定看護師があります。

専門看護師と認定看護師の違いはどこにあるのでしょうか。

『専門看護師』というのは、「より困難で複雑な健康問題を抱えた人、家族、地域に対して質の高い看護を行える者」という位置づけになっています。

特定の範囲において幅広いケアをする看護師です。

知識やスキルに加えて、専門分野に対する指導力も求められているのが特徴です。

対して、『認定看護師』というのは、「ある特定の分野において水準の高い看護スキルと知識を有し、実践できる者」という定義の看護師です。

特定の分野に特化した知識・経験をもって集中的にケアする看護師のことです。

専門看護師と比較すると、認定看護師の方は分野が細かく分類されているのが特徴として挙げられます。

専門看護師として働ける分野

現在、専門看護師として活動出来る分野は、11分野。

これは制度委員会が認めるものに特定されており、変化する看護ニーズに対して、独立した専門分野として、知識や技術に広がりと深さがあると認められたものです。

また、専門分野の内訳は以下の通り。

がん看護

がん患者の身体的、精神的な苦痛を理解し、患者やその家族に対してQOLの視点に立った水準の高い看護を提供する。

精神看護

精神疾患患者に対して水準の高い看護を提供する。また、一般病院でも、心のケアを行う「リエゾン精神看護」の役割を提供する。

地域看護

産業保健、学校保健、保健行政、在宅ケアのいずれかの領域において水準の高い看護を提供し、地域の保健医療福祉の発展に貢献する。

老人看護

高齢者が入院・入所・利用する施設において、認知症や嚥下障害などをはじめとする複雑な健康問題を持つ高齢者のQOLを向上させるために水準の高い看護を提供する。

小児看護

子どもたちが健やかに成長・発達していけるように療養生活を支援し、他の医療スタッフと連携して水準の高い看護を提供する。

母性看護

女性と母子に対する専門看護を行う。主たる役割は、周産期母子援助、女性の健康への援助、地域母子保健援助に分けられる。

慢性疾患看護

生活習慣病の予防や、慢性的な心身の不調とともに生きる人々に対する慢性疾患の管理、健康増進、療養支援などに関する水準の高い看護を行う。

急性・重症患者看護

緊急度や重症度の高い患者に対して集中的な看護を提供し、患者本人とその家族の支援、医療スタッフ間の調整などを行い、最善の医療が提供されるよう支援する。

感染症看護

施設や地域における個人や集団の感染予防と、発生時の適切な対策に従事するとともに、感染症の患者に対して水準の高い看護を提供する。

家族支援

患者の回復を促進するために家族を支援する。患者を含む家族本来のセルフケア機能を高め、主体的に問題解決できるよう身体的、精神的、社会的に支援し、水準の高い看護を提供する。

在宅看護

在宅で療養する対象者及びその家族が、個々の生活の場で日常生活を送りながら在宅療養を続けることを支援する。また、在宅看護における新たなケアシステムの構築や既存のケアサービスの連携促進を図り、水準の高い看護を提供する。

引用:日本看護協会

お給料は変わるの?

専門看護師になったあとの待遇が気になるところですが、お給料に変化はあるのでしょうか。

『専門看護師および認定看護師の賃金処遇』というアンケートのデータで見てみましょう。

給与に関するグラフ引用:専門看護師及び認定看護師の賃金処遇

専門看護師になったあとに給料面で変化があったかどうかの質問で、『賃金表で昇格・昇給・手当なし』という回答は61.4%!

実に半数以上の人の処遇に変化がなかったという結果が出ています。昇給のために取得を目指しても、期待していた結果を得られていないという現状があります。

昇給のために、費用と長い期間を費やして専門看護師や認定看護師を取得しても、不満となる結果になるかもしれません。

専門看護師になるメリット・デメリット

メリット1.仕事の幅が広がる

たとえば、地域と連携して医療機関や地域全体の看護の質を向上させる働きができます。これはただの看護師ではできなくて、専門看護師にしかできないことです。

看護師のエキスパートとして、地域から意見を求められます。

メリット2.看護師の後輩を育成できる

看護師のリーダーとして、後輩たちを育成していきます。勉強会を開いたり、教えたりするのも専門看護師です。具体的には、病院全体の看護の質を高めるために後輩を指導していきます。

デメリット:専門看護師になるまでが大変

非常にやりがいがある専門看護師ですが、なるまでが大変です。

専門看護師になるためには、大学院に通う必要があります。なので、看護師から専門看護師にステップアップしようと思ったら、勤めている病院を休職、場合によっては退職する必要もあります。

また、試験もあるため勉強もしなければいけません。生半可な気持ちで専門看護師になろうとする失敗する可能性があります。

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