死別後の再婚が難しい理由:気持ちの整理がつけられない?

事故や病気で夫を亡くし、長年辛い思いをし、最近また一緒に人生を歩みたいと思える人が見つかった。そんな人もいるのではないでしょうか。

さまざまな理由で夫と死別してしまい、将来の事も考えて再婚を希望した時…実はその再婚って、普通に離婚したときよりもハードルが高いのを知っていましたか?

不倫や性格の不一致のように、自分達にも責任のある理由ではなく何故死別で再婚のハードルが上がってしまうのでしょう。今回は、死別再婚が難しい理由を紹介していきます。

死別後の再婚という選択

現在では、結婚した3組に1組のカップルがさまざまな理由で離婚をしています。離婚経験者の再婚率は、男性が65%、女性は約半数が再婚しているというデータがあります。

しかし、死別によってパートナーを失った場合の再婚率は約10%と大幅に下がります。理由として、突然の別れに長い年月が経っても心の整理がつかないという人が多くいます。

死別をし、再婚をするという選択をした場合に女性は注意が必要です。男性の場合は死別後、いつ再婚をしても良いのですが女性は場合によって100日間、再婚ができません。

しかし、死別時に妊娠している場合や出産したときには、この条件は無くなり男性と同様に再婚までの期間は無くなります。しかし、死別後にすぐに再婚というのは男女共にあまり良くは思われないでしょう。

再婚をする場合、多くの人は三回忌や七回忌などのタイミングを選択します。しかし、何年経っても新しい恋愛に踏み切れない人の方が多いでしょう。

死別再婚が難しい理由

子育てが第一

まず、年齢的に比較的若い、または働き盛りに夫と死別した場合。この場合は、まだ30~40代前後。つまり、子供がまだまだ手のかかる時期だということが挙げられます。

まだ気持ちの整理がつかないことに加え、まず目の前の子育てに追われて、再婚なんか考えられない!ということになりがちです。

また子供の中に娘がいる場合、最近では娘を目当てに再婚する男性もいるということもあり、お付き合いする相手選びには慎重にならざるを得ません。

そのため、「子供が大きくなるまでは…」と子供優先で、再婚が視野に入りにくいということが挙げられます。

年齢的な問題

夫と死別するのは、ライフステージで考えると、大体が子独立期~老夫婦に訪れます。

その時妻は、最低でも40歳は迎えているでしょう。歳を重ねれば重ねるだけ新しい物事に踏み出すのに躊躇い、リスクを考えついつい何の責任もない立場を求めてしまいます。

なので、彼氏はいるけれど結婚は…と事実婚状態の人の方が多いようです。

子どもの問題

子どもとしては、長年自分を育ててくれた父親が亡くなったことでショックですし、自分の中で新しい父親をと考えてもなかなか受け入れられるものではありません。

なので再婚には勿論、母親の寂しさを紛らわせるためには良いだろうと賛成するものの、自分の父親だとは思えない人が多いです。

そこで徐々に、親子間の距離が開いてしまう場合もあります。それが嫌でなかなか再婚には踏み出せない上に、新しい夫となる人も気を遣ってしまい、結婚を口に出せません。

価値観や生活習慣の違い

比較的年配になってから、良いお相手に巡り合えたとしても、それまでに培った価値観や生活習慣の違いが大きく、なかなか再婚に踏み切れないというのもあります。

若いころであれば、時間をかけてお互いに歩み寄ったり、柔軟性がある分話し合って改善することもできますが、年齢を重ねて自分の価値観や生活習慣が固まってしまうと、新たにすり合わせるということが難しくなるでしょう。

事実婚でも一緒に住むことになると思いますが、毎日の食生活から、掃除洗濯などの家事分担など、問題が起きそうな場面がたくさんあります。

お互いにそれまでのやり方や考え方があるため、それをどうにかしようとするとお互いに苦痛を感じて結局うまくいかなくなってしまうことが多いようです。

遺産の問題

妻としては夫の遺してくれた遺産、できれば遺せるだけ子どもに遺してあげたいと思う人が大多数だと思います。

しかし、再婚してしまえばそうはいきません。法律に則して半分は新しい夫に、そして残りの半分が子どもの取り分となります。

やはりお金は全て子どもに渡したいからと、再婚を渋ることでハードルが上がってしまっているケースもあるようです。

男性側の気持ちの整理がつかない

逆に新しい夫側が、亡くなった妻を忘れられずに再婚に踏み出せないパターンもあります。

往々にして妻が先に亡くなってしまった夫側は、ひどく気落ちしてそのまま体調を崩す人もいるほど、精神的に大きく亡くなった妻に向いてしまうことが多いです。

なので恋をして、子どもへの遺産問題も解決して漸く結婚に漕ぎつけても、夫側から渋られて結局破談となってしまうパターンも存在します。

つい前のパートナーを思い出してしまう

悪気はないのですが、何かをする時に必ず頭の中に亡くなった夫が浮かんできてしまい、無意識に比べている内に嫌な所ばかりに目が向くようになって、再婚にまで辿り着かず別れてしまう、ということも珍しくありません。

逆に新しい夫側から、前の妻と比べられてショックを受け、別れ話を突きつけた人もいらっしゃいます。

好きな人ができたら、過去は胸にしまって相手の良い所をたくさん見つけてあげましょう。

再婚相手に嫉妬をされてしまう可能性も

前のパートナーと死別し、再婚するとなった場合、やはり再婚相手はあなたの心が元パートナーに向いているのか、自分に向いているのか心配になってしまうものです。

もし嫉妬心の強い人だったら、お墓参りをしたり、お仏壇に手を合わせたり、思い出の品を見るだけで嫉妬してしまう人もいるかもしれません。

パートナーと死別してしまった場合、離婚などと違い、未練が残っている場合も多いです。

元パートナーのことを完全に忘れるなんて難しいし、忘れてしまうなんて嫌だ、と感じる人も多いのではないでしょうか。

亡くなったパートナーと、新しいパートナーの双方を大切にしたいと思っている場合は、再婚相手にはあらかじめまだ少し未練がある、などと伝えて、理解のある人を探しましょう。

どちらのお墓に入るか

夫と死別し、再婚した場合には、私が死んだら前の夫と今の夫、どっちのお墓に入るんだろう…?と考えた人もいると思います。

亡くなった夫の墓の管理は、夫の他の親族に任せることができるので、今の夫と同じ墓に入ることが可能です。

しかし、もし元夫と同じ墓に入りたいという意思があるのなら、今の夫に早めに相談しておくのがおすすめ。

もし子供がいる場合には、子供は亡くなった父親の墓と今の家庭の墓の、少なくとも2つの墓の管理をすることになります。

お墓の管理にはお金がかかることも多いので、承継者などのこともきちんと決め、早めから準備するようにしましょう。

また、「どちらの人も愛しているからどちらとも選べない…」という人は、お墓には入らず海に遺骨を撒く海洋散骨や、木々の下に遺骨を埋める樹木葬なども検討してみて下さい。

義両親との関係

多くの女性は結婚すると、男性の家に嫁ぎます。しかし、パートナーである旦那と死別した場合自分は嫁いだ先の人間なので義両親と縁を切るということはできません。

また、ある程度の期間を義両親と共に過ごしていた場合は、情も移り、辛い体験を共にしたということから絆が深まることもあります。

他にも、金銭面の関係で縁切らずにいた方が良いため一緒に暮らし始めたという人もいます。今まで、義両親と良い関係が築けていない場合、旦那と死別をし自分1人になったら辛いかもしれません。

縁を切りたい場合もありますが、多くの人はそのまま関係を続けています。また、義両親から再婚を勧められたというケースも。

死別再婚のまとめ

楽天オーネットチャンステスト

不倫や性格の不一致での離婚と違って、死別はいきなり訪れたり、気持ちの整理がつかないまま相手がなくなってしまうため、残された方もなかなか再婚に踏み切れないということがあります。

また、高齢者の恋愛も珍しくなくなってきたとはいえ、すでに子供や孫など家族を築いていたり、それまでの人生の歩みや習慣が確立してしまっている分、新しい家族や生活になかなかなじめないという問題も起きているようです。

もちろん、亡くなったパートナーがとても良い人で、どうしても忘れられない。今の相手を好きな気持ちもあれど、なんとなく前のパートナーに悪い気がして、結婚に気が進まないなど、気持ちの問題もあります。

いずれにせよ、残されたものが幸せになることが、亡くなった人の望みでもあるはずです。一概に再婚や恋愛はNGとは思わず、自分の大切な家族にとってベストな選択を考えるのが、一番なのではないでしょうか。

もし、再婚を考えているなら楽天オーネットで相手を探すのがおすすめです。担当のコーディネーターに随時相談できるので自分にあった相手を紹介してくれます。

記事の著者