いずれはあなたも?熟年離婚の原因10選

一生を添い遂げると決意して結婚したにもかかわらず、熟年離婚という選択肢を選ぶ夫婦がいます。

長年、夫婦生活を共にする中で、どのような原因が熟年離婚を決意させるのでしょうか。

今回は、意外に身近にも起こり得る熟年離婚の解説や原因について、7つご紹介します。

熟年離婚とは

熟年離婚は、年配の夫婦の離婚と思われがちですが、「長い結婚生活の末にする離婚のこと」というのが熟年離婚の本来の意味で、一般的には、20年以上の結婚生活が熟年離婚と認定される目安のようです。

熟年離婚の割合

熟年離婚
引用:http://best-legal.jp/mature-divorce-rate-807

厚生労働省のデータによると、熟年離婚の割合は少しずつ上昇傾向にあり、平成20年に16.5%となっています。

ただ、現在は年金分割の制度を利用する夫婦が増えているため、現時点ではさらに熟年離婚が増えている可能性が高いと思われます。

熟年離婚に至る原因

ではここからは、熟年離婚に至る理由と、それぞれの対処法について紹介します。

価値観の違いがごまかせなくなる

熟年離婚の原因となることの中でも、もっとも多い原因になるのが、価値観の違いです。

小さな価値観の違いを、お互いがごまかすことができなくなり、夫婦生活に大きなストレスとなってしまうことから起きてしまいます。

子育てや仕事などに追われる時期は、必ずしも表面化しない部分ですが、二人とも落ち着いて自分の時間を暮らせるようになったゆとりライフであるからこそ、無理に相手に合わせる必要もないため、離婚について真剣に考え始めます。

価値観の違いを無視してまで、これからの夫婦生活を継続することは極めて難しいことです。

不倫が発覚する

「一発アウト」となりがちなのが、不倫です。

子どもが小さい頃であれば、育児のために離婚をガマンする選択も考えられますが、子どものことを考えなくてもよい熟年夫婦にとっては、不倫は離婚に直結します。

「子は鎹(かすがい)」ということわざがありますが、子離れした夫婦は気にせず離婚します。

毎日「無言」すぎて耐えられない

夫婦のコミュニケーションとして、会話はとても重要です。

しかし、夫婦生活が長くなるにつれて会話が減り、ふたりで過ごす時間の沈黙に耐えきれず、寂しさをかんじてしまい離婚に至ることがあります。

夫の方は今のままで十分だと思っても、妻の方は不満を感じていることが多く、会話がないことで孤独を感じた妻が離婚を決意するパターンが多いんだとか。

話さなくてもわかる関係もありますが、多くの場合は不満だけが溜まっていきます。

浪費グセや借金がある

お金に対する考え方の違いは、夫婦生活を長く続けていくうえで致命的になります。

遊びの範囲を超えて借金をしてまでやるほどのめり込んでしまうと、生活費を圧迫し夫婦生活に支障をきたします。そのような事態に耐えかねた妻が離婚を切り出すケースがあります。

散財する状況が長く続くことによって、愛想を尽かされてしまいます。

(義)両親などの介護がツラい

熟年離婚を迎える夫婦の多くは50代が多く、親の介護問題を抱える年代です。夫婦生活が長くなると、お互いの両親に介護が必要となることがあります。

介護は場合によっては24時間つきっきりで面倒をみなければならない可能性もあり、肉体的・精神的負担を負うことになります。そのため、親の介護の不安に思う妻が介護の開始前に、先に離婚を切り出すというケースがあります。

また、将来的に(義)両親の介護が見える状況で、それを回避するために離婚するケースもあります。

DVやモラハラを受け続ける

最近、特に注目されている熟年離婚の原因が、DVやモラハラです。

ひと昔前では、夫が妻にDVやモラハラをするケースが多かったのですが、少しずつ逆のケースによる熟年離婚も増えてきました。

また、夫からの肉体的な暴力(いわゆる「DV」)に長年絶えてきた妻の場合、夫が定年退職するタイミングなどで、夫と一緒にいる時間が増えることを懸念して、熟年離婚を決意するようです。アルコール依存症なども熟年離婚の原因としては大いに考えられます。

仕事がひと段落して、ふたりで過ごす時間が増えることを見越しての離婚も少なくありません。

スキンシップなどの愛情が減る

カップルが、愛情を持ち続けるために意外と重要なのがスキンシップです。

ちょっとした気遣いで手を差し出すようなことから、セックスまで、長く夫婦生活を続けていくうちに減ったスキンシップは、愛情が減ったと思わせます。

異性として魅力を感じなくなったことが、熟年離婚には決定的なトリガーになってしまうでしょう。

年金分割制度

平成19年の制度改正で、夫の年金を妻も分割してもらえるようになりました。これによって、離婚後の生活もある程度はあてにできるようになりました。

今まで離婚後の経済的不安があり、離婚を踏みとどまっていたケースでも、年金分割制度を使用して離婚するという選択ができるようになったということです。

家庭を顧みない

「お隣さんは旦那さんが家事を手伝ってくれるみたいだが、うちは全く手伝ってくれなくて困る・・・」

そのような不満が積もりに積もり、熟年離婚を決意する妻が少なくありません。

定年後、家にいる時間が増えたからには、家事も手伝って欲しい、と考えるのは突飛な考えとはいえないでしょう。一方、「定年後夫が家事を手伝ってくれるようになったが余計に手間がかかる」ことを不満に感じて熟年離婚を考える方もいるようです。

どちらの場合も、双方の要望の不一致が原因といえるでしょう。

すべては「コミュニケーション不足」から

いかがでしたでしょうか。

熟年離婚は、いずれのケースでもコミュニケーション不足が根本的な原因となります。

カップルだった段階から、夫婦になってからもずっと、熟年離婚の原因となることが、コミュニケーションの中で顕在化しなかったことが大きいといえます。

早い段階で、熟年離婚の減となることに夫婦で向き合うことができれば、夫婦生活を継続できたケースが少なくありません。

ある意味では、付き合いたてのカップルにも言えることですから、「人生の先輩の失敗」から学べることは多いことでしょう。

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