モラハラかどうかチェックする方法:すぐに実践できる対処法も

モラハラを受けている人のなかには、自分が受けている行為がモラハラだと確信できずにいる人が多いようです。

日々の暴言や、ちょっとしたことでの逆ギレが毎日のように繰り返されれば、すぐにモラハラと判断できるでしょう。

ですが、微妙な言葉遣いや態度によるものだと、もしかしたら自分の思い込みなのではないか、神経が過敏になり過ぎているのではないか、と悩んでしまいます。

モラハラ行為は相手との関係、環境によっても違ってきます。今回は夫やパートナーの言動や態度を対象にモラハラかどうかのチェック方法と具体的な対処法を紹介します。

悩んでいる人は参考にしてみてください。

モラハラ加害者のチェックリスト

モラハラかどうかの判断は難しいこともありますが、以下の項目にひとつでも該当したらモラハラを受けている可能性があるといえます。

あなたが夫やパートナーから受けている行為に当てはまることがないか確認してみましょう。

1、出された食事が気に入らないと、それを食べずに別のものを食べる、あるいは外に食べに行ったりコンビニ弁当を買いに行く。

2、「こんなことも分からないのか?」といった見下した発言が多い。

3、どんなに体調を崩していても、「妻(又は彼女)なんだから家事はすべきだ」という態度をとる。

4、家の整理整頓がちゃんとされていないと、整頓されてないところを探して「今日1日何をしていたんだ」などの皮肉や嫌味をしつこく言ってくる。

5、妻(又は彼女)の前でため息や舌打ちを繰り返す。

6、「生活できているのは誰のおかげだと思ってるんだ。俺のおかげだろう。」などと言う。

7、自分は値段の高いものを買ったりするのに、彼女もしくは妻の買い物には厳しく目を光らせる。

8、休みのたびに家族で自分の実家に帰ろうとするが、妻の実家には寄り付かない。

9、生活費を入れない。

10、反論されると「俺がそうするようにしたお前が悪い」と言ってなんでも人のせいにする。

モラハラ被害者のチェックリスト

モラハラの判断には加害者の言動だけでなく、被害者の傾向も重要になります。以下の項目にひとつでも該当したらモラハラを受けている可能性があるといえます。

あなた自身にあてはまることがないか確認してみましょう。

1、長期間無視される状態が続いている。

2、「相手の言うことは絶対」と自分に言い聞かせ、たとえ間違っていると思ってもそれを指摘できない。

3、相手が帰ってくると思うと、恐怖心から心臓がドキドキする。

4、相手の不機嫌な態度が怖くて、怒らせないように常に気を使っている。

5、セックスを自分から断ることができない。

6、夫やパートナーを怒らせないように、機嫌を損なわないようにと、子供の行動まで制限してしまう。

7、生活費が足りなくなると、自分の貯金を取り崩すことがある。

8、新しい服を買ったことがない。

9、どんな酷いことを言われても、自分が我慢すればいいと思っている。

10、結婚したり、お付き合いを始めてから、自分の友人に会ったり、趣味を楽しむことが無くなった。

上記のうちひとつでも当てはまった場合、モラハラを受けている可能性があります。モラハラ被害者は、自分が間違っている、自分が悪い、と言い聞かせて我慢しているケースが圧倒的に多いのです。

しかし、決してそんなことはありません。まずは自分が被害者だということに気付き、相談するなどの対処をすることが大切です。一人で抱え込むのはやめましょう。

モラハラの言動や行動をタイプ別に解説

モラルハラスメントを行う人間には、いくつかの傾向がありますが、夫婦間、恋愛関係間においては次の4つのタイプが多く見られますので、タイプ別に解説します。

自己愛型

自己愛型は、他者の気持ちを理解しようとも思わないし、また実際に理解できないのが特徴です。

それどころか、他人の不幸は蜜の味のごとく、他人の苦しみを喜びと感じることもあり、それが攻撃性を高めてしまうこともあります。

自己愛は、他者への共感ができなくなってしまうことがあるため、問題になります。

ストレスがかかると私たちの自己愛は強まる傾向にあります。ストレスとは危険から身を守る防衛本能であり、自己愛を強くして自分を守ろうとするのです。

あなたの夫やパートナーが自己愛性のモラハラを行うのであれば、職場や人間関係で強いストレスを感じている可能性もあります。

生まれ持って自己愛性人格障害の人には、他者がいくら思いを伝えたり、働きかけても効果はありません。

左脳鈍感型

左脳鈍感型は、他者の気持ちを考えるよりも自分の気持ちを優先してしまう傾向が強く、他者の気持ちに気づきにくかったり、思いやりを持てなかったりするという特徴があります。

例えば、「妻(又は彼女)はこうあるべき」など、自分なりの理想を持っていたりすると、それを押し付けたり、伝えるなかで相手を傷つけてしまいますが、本人はそれに気づくことができません。

私たちの脳は大きく分かれ、左脳は理性や言語を、右脳はイメージや社会性を司っていると言われています。

通常は左脳が脳の大部分を支配しており、物事を理屈にのっとって捉えることが多いのですが、そこに右脳の働きが加わることで他者の気持ちを理解し、うまく社会での人間関係を築けるようになっています。

もともと女性に比べて男性はあまり右脳を使うことができず、他者の気持ちに鈍感だと言われています。

気分型

気分型は、ストレスに弱く、イライラやストレスがたまると人やものに当たったり、不機嫌になったりするという習慣を持っているのが特徴です。

気分のいい日は基本的に良い人なのですが、何か思い通りにいかないことがあったりすると激昂することが多く、怒鳴りつけたり、ものを投げたり壊したりします。

人によっては、口をきかなくなったり、声をかけても返事をしないなど、不機嫌な態度をあからさまにとることもあります。

このタイプの人が強いストレスやトラブルに巻き込まれた時などに、突然モラハラ行為が始まる可能性もあります。

メンタル不全型

メンタル不全型は、些細なことについて何時間も激昂して、怒鳴り続ける傾向があります。

気分型とは違い、躁うつ病やADHD(注意欠陥多動性障害)、強迫神経症といった神経不全を抱えている可能性が高いです。

このタイプは周囲から心身を気遣う声かけをしてもらったり、病院での受信を勧めてもらうことも大切ですが、下手にアプローチすると感情の不安定さから怒りやモラハラ行為が増幅してしまう可能性があります。

モラハラ夫への対処法

相手を褒めてみる

男性は女性よりも精神年齢が低い傾向が強いと言われています。そのため、何か直してほしいことがある場合、自分から行動を起こすことが理想的です。

例えば、玄関で靴が脱ぎっぱなしのときに「なんでやってくれないの?」と言ってはいませんか?

怒る代わりに、「いつもお仕事お疲れ様。ありがとうね。靴なんだけど、揃えてくれるとうれしいな。子どものお手本になるように。」など、感謝の言葉などを挟んであげると、ケンカが起こりにくいかもしれません。

なるべく穏便なやり方で済ませると、お互いストレスが少なく済みます。

相づちを打つ

モラハラをする男性と話すときは、とにかく話を聞くことが大事です。そして聞くときは作業する手を止めて、「わかるよ。そうだよね」と肯定のうなずきと相づちを打ちましょう。

相手が話しかけてきたときには、相手に目線を向けて、「あなたの話を聞きたい」という気持ちを相手に伝えることが肝心です。

そして、相手の話に対して反応するときは、同意したうえで、自分の言葉に言い換えてみましょう。そうすれば、相手も話を聞いてくれていると安心できます。

感謝の気持ちを伝える

モラハラをする男性は、あなたが彼にやってあげていることを、当然だと思ってしまうことが多いので、女性側としては怒りたくなってしまいます。

ですが、そこで感情的になって怒るのではなく、ありがとうを会話の中にたくさん挟んでから、要求などをすれば、相手が不機嫌になって怒るということも減るかもしれません。

怒るときに、あえて感謝の気持ちを伝えるのは難しいことですが、少し我慢してみると円満に解決できるでしょう。

ただし、自分ばかりが我慢するのでは、精神的に負担がかかるので、ときどきストレス発散できる趣味などを持つといいでしょう。

以下の記事にはモラハラ夫への対処法がくわしく掲載されています。気になった人はぜひチェックしてみてください。

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