モラハラがトラウマになってしまったらどうするべき?対処法を知って克服しよう

モラハラの被害は、言葉に表現することや、証拠を残すことが難しいものです。そのため精神的なモラハラの被害が大きい場合、自分でも気づかないうちにトラウマになることがあります。

モラハラは、自分が正しいとを示すために、相手の精神をコントロールし支配することで満足感を得るため、被害者は洗脳状態になることが多く、本当の自分がわからなくなる自我の崩壊を招くものです。

モラハラ加害者と一緒にいるときは酷い態度や言葉によって、モラハラ被害者は大きな苦しみを抱えますが、加害者と離れてもその苦しみはまた別の角度から襲いかかってきます。これがトラウマです。

もしもトラウマだと感じたら、自分と向き合うことから始めませんか?

モラハラによるトラウマとは?

自己肯定できない

モラハラによるトラウマには、周囲の人とのコミュニケーションにおいて、いつも自分が否定されているような気持ちになることが挙げられます。

これまでに経験した自分が悪いと思い込む暗示により、周囲の人とのコミュニケーションが上手く行かないのは自分が悪いからだと感じてしまいます。

自分はダメ人間だという思い込みが強いので、その後に状況が好転しても、自分が正しいとは一切感じられません。

周囲と上手く行かないと感じて苦しみ、自分がダメな人間だと自分を責めて悲しみ、笑うことすらできない状態になることもあります。

この苦しみは、誰かに話しても理解してもらえないことが多く、相談しても少しおかしい過敏な人、病んでいると思われて終わることも良くあることです。

本当の自分がわからない

モラハラによって常に否定され続けてきた場合、本当の自分がわからなくなる精神状態に陥ります。

モラハラにより理不尽な言動が続くと、責め続けられるうちに自分が悪いダメ人間で、反論することが罪のように感じるからです。

自分の本当の気持ちを抑える方が、モラハラ加害者との関係性が良好になることから、誰かに依存した生活や本音を出さないことが当たり前になります。

その結果、モラハラ加害者と離れた場合、本当の自分はどうしたいのかがわからなくなり戸惑い苦しむことが出てきます。

自分で何かをしようとしても不安が大きいため、一歩踏み出すまでに相当な時間や勇気が必要になることがあるものです。

夢に出て来たりフラッシュバックが起こる

モラハラによるトラウマは、夢に出てくることやフラッシュバックすることがあります。どちらも時間の経過とともに症状が軽くなり、頻度も少なくなりますが、中には年単位で苦しむことがあります。

モラハラによるトラウマへの対処法

モラハラのメカニズムを理解する

モラハラによるトラウマへの対処法の中で、まず初めに取り組みたいことは、モラハラのメカニズムを知ることです。

モラハラは、本当の自分を他人が変えようとする行為で、さまざまな言葉や態度を駆使して洗脳することに似ています。

価値観の異なる人はたくさんいますが、相手の自我を壊してまで内面を支配しようとする人は、モラハラ行為をする人なのです。

モラハラをする人には、苦労が多い方が成長できる、自分が犠牲になって人の役に立っているなど、いかにも正論を語る特徴があります。

その正論はよく考えれば筋の通らない理不尽なことばかりで、モラハラをするのは自分の存在価値を見出すためだと理解しておきましょう。

モラハラのトラウマによる苦しみに気付くこと

モラハラ加害者と離れて、ようやく穏やかな日常が戻ってきたと思っていても、毎日どこか生き辛いと感じる場合、モラハラがトラウマになっていると自覚してください。

モラハラで経験したことを思い出すことは辛いかもしれません。ですが、今の状況がモラハラのトラウマなのだと自覚することが、トラウマから抜け出す初めの一歩です。

周囲の人とのコミュニケーション、職場でのやりとり、新しい出会いや親子関係でも、さまざまなシーンで感じるトラウマを自覚して、自分と向き合う準備をしてください。

モラハラのトラウマに触れるケースを自覚できるようになれば、それに対する対応策も考えられるようになります。

相手を変えようとせず去ること

モラハラ加害者に対しては、相手を変えようとしないでください。そもそも精神の基本構造が異なるので、相手を変えていくことは困難であり、落ち着いて話ができないことが多いはずです。

モラハラ加害者に会心してもらうよりも、大人しく自分がこの場を去る方が、本当の自分を取り戻しやすくなります。

モラハラのトラウマから抜け出すには?

本当の自分を知り向き合うこと

モラハラの被害者は、心のどこかに罪悪感を抱えていることが多いです。罪悪感を感じている部分を解消しよう、改善しようとするために、自分を変えていこうと努力します。

モラハラの場合は、本当の自分を変えていく思考や行動が相手の思うツボとなる部分です。自分に非がないことは、自分の思うままに堂々とすることで、本当の自分と向き合っていくことにつながります。

本当の自分がどのように感じているのか、自分の声に耳を傾けて行動すれば、トラウマから脱出できる日も見えてくるでしょう。

自分基準で生きる

本当の自分はどんな人なのか、考えてみてください。好きなものはなにか、嫌いなものはなにか、将来についてなど、本当の自分が思うことは想像以上にたくさんあります。

日常の中で自分の感覚を大切にすることや、自分の意思で選択していくことは、すべてのが自己責任であると同時に自由も手に入れることになります。

自分の思うままに過ごす、自分らしい時間も増えていき、本当の自分との信頼関係も強まるのではないでしょうか。

支配されていたモラハラのトラウマから解放されるには、こうした自分の意思による選択や自由が必要であり、人生の選択をやり直すことも意味しています。

環境や条件への執着を捨てる

日常生活の中で辛いことや嫌なことがあるとき、大抵の場合は立ち向かっていくか、避けるかの両極端な選択をします。

立ち向かっていくことや我慢して嫌なことを継続することは、それに執着があるからで、避けるケースはほとんど執着がないからだと言われています。

転職で言えば、嫌な職場から転職するか迷っていたけれど、思い切って転職したら毎日張り切って仕事ができるようになった、などのように執着を捨てることでトラウマも改善へと導くことができます。

モラハラのトラウマ解消は時間をかけて取り組もう

モラハラのトラウマは、洗脳状態の強さによって、抜け出す時間が左右される傾向があります。精神状態が不安定なら、安定させることを優先して、そのあとでも十分取り組むことができます。

自分自身がモラハラがトラウマになっていると自覚することも、始めのうちは不安が大きい作業なので、無理をしないで自分のペースで行うようにしてください。

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