台北で「日本の水産品を食べよう」を掲げたイベントが開催され、日台友好を後押ししました。蘇嘉全氏や陳唐山氏、片山和之氏を含む約1200人が参加しました。
この「日本海鮮祭、千人の宴」は、日本の水産業者の支援を目的としています。中国が東京電力福島第一原発の処理水放出後、日本の水産品全般の輸入を禁止しました。特にホタテなどは中国市場に大きく依存しており、これが業界に大きな影響を及ぼしました。そこで、台湾の水産商社や台日友好団体が北海道からホタテなどを輸入し、約3カ月かけて準備した大宴会が開催されました。
このイベントでは、日本人と台湾人の料理人がホタテを使用した料理を競い合い、和太鼓の演奏なども行われ、会場は賑やかになりました。
約20社の台湾企業が協賛し、日本酒メーカーの八海山も感謝の意を込めて酒を提供しました。
陳唐山会長は「2年前、日本が台湾にワクチンを提供してくれたことに多くの台湾人が感動した。今回は台湾が日本を支援する番だ」とコメントしました。