「アマゾン日本幹部が転身、脱炭素スタートアップで新たな一歩。炭素会計ビジネスの隆盛が後押し」

ビジネス

アマゾンジャパンの元バイスプレジデントである塚本信二氏が、アメリカのスタートアップ「Persefoni(パーセフォニ)」に加わり、同社のグローバル最高商務責任者(CCO)兼アジア太平洋地区プレジデントに就任しました。Persefoniは、企業の脱炭素経営戦略において重要な位置を占める温室効果ガス排出量の算定サービスを提供しており、多くの世界的な企業が採用しています。

塚本氏は、三井物産での経験を経てアメリカでのIT領域の新規事業に携わり、インターネット黎明期の変革を肌で感じました。この経験がきっかけとなり、アメリカのITベンチャーに転職し、その後は日本マイクロソフト、アマゾンジャパンでのキャリアを積み重ねました。2015年にはアメリカでDUFL(ダフル)というクラウドクローゼットサービスを共同創業しています。

Persefoniは、金融大手や大手企業を含む幅広いクライアントが利用する炭素会計サービスを提供しており、そのビジネスは着実に成長しています。塚本氏が同社に加わることで、同社のグローバル展開とアジア太平洋地区での戦略強化が期待されています。排出量開示規制が強化されるなか、企業の脱炭素への関心が高まっており、Persefoniはその需要に応える形で注目を浴びています。