パルシステムの「ささえあい基金」と「地域づくり基金」が2023年度に向けて34の地域団体に2,000万円を助成

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パルシステム連合会とパルシステム共済連は、2023年度の「ささえあい基金」と「地域づくり基金」の助成先を発表しました。この二つの基金からの総助成額は2,000万円です。助成先は、生活困窮者や障がい者などへの支援活動に取り組む団体を応援する「ささえあい基金」と、持続可能な地域づくりや農林水産業の発展を促進する「地域づくり基金」の2つが含まれます。

「ささえあい基金」は、市民団体やNPO団体が生活困窮者や障がい者、社会的孤立の防止などへの支援活動を行うための助成金制度です。2021年に創設され、「互いに支え合える地域社会づくりに寄与すること」を目指しています。今年度は20団体に対して1,000万円が助成されます。例として、「特定非営利活動法人 Small Step」(神奈川県)が挙げられており、この団体は医療的ケアが必要な児童とその家族へのサポート活動を行っています。助成金は、疾患や医療ケアに関するイベントの開催に活用されます。

一方で、「地域づくり基金」は、2000年度に「レインボー・パル基金」としてスタートし、大規模災害被災地域の復興支援や食と農をつなぐ活動、地域の環境保全などを目的とした事業への助成を行っています。今年度は14団体に1,000万円が助成されます。具体的な例として、「農事組合法人御坂うまいもの会」(山梨県)が紹介されており、この団体は桃やぶどうの生産に従事しています。山梨県で推奨されている地球温暖化防止対策「4パーミルイニシアチブ」に取り組んでおり、助成金は無煙炭化器の購入費に充てられます。

これらの助成先は、多様な事情を抱える人々や持続可能な農林水産業の発展をサポートする重要な取り組みとなっています。パルシステム連合会とパルシステム共済連は、社会への貢献を目指して、地域社会づくりと持続可能な活動を支援しています。