看護師に必要な適性と向いていない人の特徴

看護師が備えているべき適性にはどのようなものがあるでしょうか。看護師はやはり患者や施設利用者の方の命にかかわる、責任重大な仕事であるため、やはり向き・不向きがあるでしょう。

必ずしもこの適性がなければ看護師には向かない、あるいはこういった性格は看護師に向いていない、といったことは一概には言えませんが、一般的に考えられている看護師に必要な適性・向いていない人の特徴をこちらではいくつかご紹介します。

また、現在看護師として働いているが、自分に看護師という職業が向いているのか不安であるという方もいるかもしれません。その原因は、自分だけでなく働いている環境や上司のマネジメントが悪いということも考えられるでしょう。

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必要な適性、資質

まずこちらでは看護師を目指す人に必要とされる適性や資質を10個ご紹介します。

1.これがないと始まらない!思いやりの心

看護師は、病気や怪我の患者さんや、身体の不自由な方、介護が必要な高齢者の方のお世話をする仕事です。

なので、いちばん基本になるのは、困っている人や苦しんでいる人を放っておけない、困っているひとを助けたいと思う気持ちでしょう。ちょっとお節介くらいでちょうど良いかもしれません。

2.観察力

看護師の仕事は、観察に始まり観察に終わると言っても過言ではありません。

患者さんのちょっとした言動や行動パターンなどから、異常を察知したり、いつもと様子が違うことに早い段階で気づくことで、重症化や転倒などの事故を防がなくてはなりません。

なので、家族や友達がイメチェンしたり、くしゃみや咳をしていても気付かなかったり、なんとも思わないようだと、いざ実習や就職したとき、自分が困ることになるかもしれません。

3.責任感と柔軟さ

看護師の仕事はひとの命にかかわる責任重大なものです。なのでおのずと、責任感が必要になります。

そしてもうひとつ、柔軟な考え方もまた、必要な資質です。四角四面、まじめで正直であればいいというものではありません。

医療・介護従事者には守秘義務がありますので、言ってはならない事を言わない、相手に勘づかれてはいけないことを勘づかせない配慮ができる必要があります。

4.ある程度の根気

学生時代はもちろんのこと、実習先でも、就職しても、覚えなければならないことや、できなければならないことは山のようにあります。

そのひとつひとつを覚え、できるようになる必要があることはもちろん、さらに、人間相手の仕事ですので、それを患者さんに合わせて個別の対応ができるようにならなければいけません。

介護施設など高齢者相手では、患者さんや利用者さんのかなりゆっくりなペースにあわせなくてはらないこともあります。人手不足で多忙な中でそれらを次々にこなす必要があることを考えても、根気も看護師に必要な資質の一つです。

5. 何処でも寝れる

何処でも寝れる人は看護師に向いています。

睡眠時間が非常に限られている上、いつ眠れるとも分からない職場環境ですから、睡眠をいつでもどんな場所でも取れる人は、体力の温存が得意と言えます。

午前中の電車の中で、マスクをしてスッピンの顔を隠して眠っている人がいたら、夜勤明けの看護師というケースも多いとか。

どこでも眠れるくらいの図太さを手に入れていかなければ身が持たない仕事のようです。

6. コミュニケーション力が高い

どのような性格の悪い人であろうとも、病院にかかれば大事な患者さんであり、同じ部署の人間は誰しも皆仲間です。

誰にでも平等に接しなければならない職業柄、人を色眼鏡で判断しないほうが、人間関係の摩擦が少なく済みます。

相手の良さを見付けられる人であれば、長く仕事を楽しめる気質と言えるでしょう。

また、患者さんとコミュニケーションを取ることは、患者さんの様子や容態を確認する上でかなり重要な仕事です。普段からコミュニケーションを取ることで、不安を取り除いたり、信頼関係を築くことも看護師の重要な役目の一つとなります。

7. 気持ちの切り替えが得意

いつでも仕事仕事となってしまう真面目な性格は勉強熱心でとても良いのですが、きっちり力を抜く時には抜けるようにならなければなりません。

看護師は他の仕事より緊迫する場面が多く、仕事中に息抜きが出来る時間が非常に短く疲弊しやすいので、オンオフのメリハリを意識した生活リズムを身に付けましょう。

気を張りすぎて倒れてしまっては、現場に迷惑をかけることにもなります。

8. 大らかさと繊細さの両面がある

気にし過ぎてしまう神経質な人は、かなりストレスを溜めてしまうかもしれません。

スルーすべきところは大らかに流し、繊細に観察せねばならない時には目を凝らす、両方の視点が求められます。

投げ出す時には投げ出しながらも、拾うべきポイントは抑えるという姿勢で仕事に取り組める人はかなり看護師に向いていると言えます。

9. 向上心と協調性が強い

看護師はチームプレイで仕事をする場面が多いので、いつでも周囲と連携できることが求められます。

部活動などで「ワンフォーオール」の精神を体感してきた経験のある人なら分かるかと思いますが、看護師はどうしても体育会系の空気があるために上下関係にも厳しい傾向があります。

また、医療技術は日々進歩しているので、最新の知識・スキルを身につける必要があるため、向上心も非常に重要になってきます。

自分の休みの時間や気が付いた時にでもコツコツと勉強していけるような人は、看護師としての素質ありと言えます。

10. ルールを遵守できる力

看護師の仕事は人命に関わる仕事です。緊迫した現場でミスが起こった際に問われるのは、正しい手順を踏んだかどうかです。

忙しいからこのくらいはいいだろう。と、自分の裁量で仕事をしてしまうと重大なミスに繋がります。そのため、看護師の仕事をする上で、ルールを尊守できる力が不可欠となります。

仕事量が多く、時間との戦いの中でいかにルールを徹底して仕事をこなせるかが看護師の腕の見せ所です。

向いていない人の特徴

次に、こういった特徴を持っている人は看護師に向かないのでは、と考えられている項目を5つご紹介します。

1.あまりにも身体が弱い・体力がない人

看護師の仕事は、1に体力、2に体力です。必要な適性の5番にもつながりますが、心身共にある程度の体力がないと、日々つぎつぎと増えていく、覚えなくてはならないことや対応できなければいけないことに、ついていけません。

持病をかかえながら働いている看護師さんも中にはいらっしゃいますが、そういう看護師は薬でコントロールしたり自分の体調管理に十分に注意を払い、努力しています。体力も力もあまりにも弱い人には、この仕事は厳しすぎるでしょう。

2.相手を気遣うことができない人

看護師に必要な適性1の逆で、相手を気遣う思いやりの心に欠けている人や、困っている人や苦しんでいる人をみてもなんとも思わない、嫌なことがあると即、顔や態度に出てしまう、という人は看護師には向いていないかもしれません。

やってあげている、という上から目線の態度がみえみえだと、患者さん・利用者さんや、ご家族からのクレームとなり、ことが大きくなれば職場全体をゆるがす騒ぎになってしまいます。

演技でも相手を気遣う対応ができないという人には、看護師は難しいかもしれません。

 3.一般的な清潔観念にすら欠ける人

一般常識としての清潔観念、トイレに行った後や外から帰ってきたら手を洗う、お風呂にきちんと入り、着替えをする、といった一般社会で社会人として働く上で必要な清潔観念にすら欠ける人は、看護師に向いていません。

清潔第一の場所である病院や介護施設などで、患者さん・利用者さんの環境整備や感染防止にあたる役割を担う看護師の仕事は、そういった人には難しいでしょう。

 4.あまりにも相手とコミュニケーションがとれない人

向いていない人の特徴2と似た理由で、看護師でなくても一般社会で社会人として働く上で必要なコミュニケーション能力がない人は、看護師の仕事は向かないでしょう。

挨拶やほう・れん・そうといった先輩や上司とのやりとりはもちろんのこと、患者さんから情報収集するためさりげなく世間話をもちかけたりする必要もありますので、あまりにも引っ込み思案だったり、会話が苦手な人も、看護師の仕事は向いていないと考えられます。

5.あまりに優しすぎる・繊細すぎる人

必要な適性1と矛盾しているようですが、あまりに優しすぎる人、繊細すぎる人は、実は看護師に向いていません。

患者さんや利用者さん、ご家族の理不尽な要求をすべて聞き入れてしまったり、あまりにも思い入れや肩入れがすぎると、ほかの患者さんから不公平感や不信感をもたれてしまうもとになってしまうからです。

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看護師に向いていないと思う時に考えるべき事

自分は看護師に向いてない。念願のナースになることができても、誰もがそう一度は考えることかもしれません。気持ちはもうギリギリで、明日こそ辞めよう。と思っている人もいるでしょう。

でも、向いてないは単なる思い込みかもしれません。仮に向いていなかったとしても努力次第では克服が可能なこともあります。以下では、看護師に向いてないと思ったら考えるべき事をご紹介いたします。

1. その職場の人間関係が向いていないだけかも

看護師の適正としては問題ないものの、どこかうまくいかない。それは、単にそこの人間関係が向いてないだけかもしれません。先輩にいびられていたり、困っていても誰も助けてくれなかったり、軽度なミスでしつこく責められたり。出勤するのさえ憂鬱になります。

あくまで人間関係が悪いだけなのに自分はこの仕事向いてないんだ。と思い込みがちになります。人によってはそれに耐えかねて辞め、全く違う仕事に就くことも。

人間関係が問題なだけで、看護師そのものを辞めてしまうのはもったいないこと。他の病院に転職したらあっさり解決したというケースも多いです。看護師を辞める決断をする前に、ぜひ職場を変えることを検討してみてください。

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2. まだ仕事を覚えきっていないだけかも

新人看護師の頃は誰でも自分は向いてないんじゃないか。と必ず思うものです。同時に違う作業をテキパキこなさなければならず、先輩の手際の良さについていけません。

でも最初から誰もが器用にこなせたわけではありません。先輩看護師も、新人の時は同じ思いをしながら日々の業務についていたはずです。

向いてないのではなく、まだ仕事に慣れていないだけかもしれません。何とか先輩に追いつけるよう自分なりに工夫し努力しているうちに、仕事を覚えてこなせるようになってきます。

3. 心の病にかかってはいないか?

うつ病や適応障害になる看護師もたまにいます。向いてないと思って違和感を抱いているうちに出勤できなくなり、心の病気が発覚するケースも。新人や、新しい役割に慣れていない人は要注意です。

心の病なら、早めの発見と治療で現場に戻ることも可能なので、恥ずかしがらずに精神科や心療内科の受診をおすすめします。

病気を抱えたまま無理をして働き、注意力が落ちて重大なミスをするという最悪の事態は避けたいですね。通院しながらうまく仕事をこなしている看護師もいます。

4. 先輩や上司の喝かも

先輩や上司に注意され「あなたは看護師に向いてない。」と言われて落ち込んだというケースも多いです。どこか自覚があるタイミングで言われると、やっぱり。とがっくりきますよね。

ですが、本当に向いていなくて辞めてもらいたいスタッフなら、別室に呼び出されて、管理職がいて、といったシチュエーションで話が来るはずです。
先輩の言葉は「気をつけて仕事しなさい。」ぐらいの喝かもしれません。真に受けて落ち込むのではなく、どうしたら先輩に追いつけるか、そのギャップを埋めていくことに答えがあるかもしれませんね。

5. なぜ看護師を志したのか、思い返してみる

看護師に向いてないと思ったら、そもそもなぜ看護師を目指そうと思ったのか、原点に帰ってみるのも一つの手です。

志望した理由は人それぞれで、過去に病気やケガでお世話になったのがきっかけという人もいれば、医療ドラマで興味を持ったという人もいるでしょう。それぞれ思い描く理想のケアも違うはず。

最終的に患者さんのため。と気づけたのなら、患者にとってどんなケアが好ましいのかを第一に考えながら日々の仕事に戻れば、それで十分です。

看護師の就活の際には適性検査を受けることも

看護学校や病院では、就職試験の際に適性検査を行って看護師として働いていけるかを診断しています。これは、合否とは関係なくあくまでも目安として行われます。

代表的な試験は以下のものが挙げられます

・人の性格を判断するY-G性格検査

・知能と性格の両方を判断する内田・クレペリン精神検査

・SPI検査

YーG性格検査は120の設問に答える形式です。自分の性格が内向的なのか外交的なのか、感情の起伏が激しいのか穏やかなのかが分かります。この検査では5つのタイプに分けられます。

内田・クレペリン精神検査は、可変性、発動性、亢進性の3つの要素の中でどの要素に欠けていて長けているかを測ることで、その人の特性を見ることができる検査です。

前後半、それぞれ15分に分けて1桁の計算を1分毎に行を変えて行われます。計算量の変化や間違いの数が採点基準です。

SPI検査は最近増えている検査です。この検査は言語能力、非言語能力からなります。この検査は就活の際に用いられることが多いです。

看護師になりたい方は、類似した問題集などが売られているので参考にしてみてください。

実際に働いてみると分かるかも

以上、様々なトピックを取り上げて説明をしてきましたが、適性を判断するには実際に働いてみることが一番です。

看護の現場を経験し、周囲から評価を受けることで、自分にどのくらい適正があるかが分かるでしょう。一方で、実際に働いてみて、自分に看護師としての適性があるのかどうか不安になってきたという方もいるでしょう。

ただし、その場合でも適性がないと判断してしまうのは時期尚早です。職場環境や上司のマネジメント方法が自分にあっていないだけという可能性も考えられます。まずは職場を変えてみるという判断をするほうが賢明かもしれません。

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