離婚は難しい!国際結婚での離婚率が高い原因・回避するコツ

昔は珍しかった国際結婚ですが、現在はハーフの児童生徒がクラスに1人はいるほどに増えてきています。

その一方で、離婚率は年々上昇傾向にあります。

そこで今回は、国際結婚の離婚率やその原因と理由、結婚生活を長続きさせるコツについてご紹介。

国際結婚の離婚率

国際結婚の離婚率は国内結婚よりも高いです。

平成24年の統計によると、日本人男性と外国人女性の国際結婚では約70%、日本人女性と外国人男性の国際結婚では約49%です。

日本人同士の離婚率は約30%ほどで、国際結婚の離婚率の高さがうかがえます。

国際結婚の離婚率が高い原因

様々な価値観の違い

お金・家族・教育などの価値観を、結婚生活の中で合わせることはとても大切です。

日本人同士でも離婚理由になりがちなだけに、国柄の違いまで加わる国際結婚では価値観を合わせるのはとても大変。

とくに、セックスの頻度が合わずに離婚する夫婦は少なくないので、性的な価値観を合わせることは難しいです。

お互いがお互いの価値観を理解するために、まずは話し合い、そのうえで2人の価値観を家族の価値観へと統一していくことが重要となってくるでしょう。

食文化の違いが原因

食文化の違いが離婚原因になることは多々あります。

相手が外国人であると、食卓に並ぶものが見たことも食べたこともない料理ということも考えられ、日本人同士よりも味付けが口に合わないことも多いでしょう。

食べ物だけでなく、食べ方も国によって違います。例えばインドやフィリピン、シンガポールの男性は手食文化なので、家では手で食べている人も多いです。

妻はその姿を見て食欲が失せ、喧嘩をする原因になってしまうことも。そういった食卓が毎日続けば、食事が憂鬱なものになってしまいます。

故郷でよく食べていた料理を教えてもらったり、一緒に料理をしたりして、自分達の食生活を作っていくことが大切です。

金銭感覚が合わない

日本よりも物価が安い国出身の夫は、日本の物価の高さ、税金の高さに驚きます。

日本の一日のアルバイトの給料(5,000円~)が一か月の生活費になる国もあります。

自国ではそれなりの裕福な暮らしが出来ていたのに、日本では同じくらいに働いても全くお金が入らず、苦しい家計に耐えられなくて夫婦の喧嘩が増え、結果離婚に至ることもしばしば。

亭主関白過ぎる

日本では昔に比べ、女性の社会進出や男女平等が謳われるようになりましたが、国によってはいまだに女性の地位が男性よりも低い所が数多くあります。

妻が夫に対して何があっても口答えはしてはいけない、夫の言う事に必ず従わなければいけない、などさまざまです。

外では妻と子供を大切にする夫を演じ、家の中では絶対的な王様として君臨するため、耐えられずに離婚に踏み切る妻も多数いるようです。

相手の両親との関係が原因

彼氏・彼女の関係では2人の気持ちが通っていれば問題はありませんが、結婚ともなるとそうはいきません。価値観や文化、国籍の違う彼の両親とも、家族関係になります。

日本人同士の結婚でも問題に上がることはよくありますが、相手が外国人だと価値観の違いから嫁姑問題がこじれることも。

日本という国に偏見を持っていたとしたら、それだけで嫌われてしまう可能性も高いでしょう。

彼の実家では、なるべくその国や彼の家の風習に合わせていくのが良いかもしれません。

言葉が違えば相互理解も大変

相手の国の言葉を、ネイティブのように理解することはとても難しいです。もちろんこれは、外国人の彼にも当てはまります。

互いの微妙なニュアンスの違いが喧嘩に繋がってしまうことも少なくありません。

言葉の壁による関係悪化を防ぐためには、互いの言葉を勉強して、さらに話し合いを重ねていくことが大切です。

国際結婚で離婚をするのが難しい理由

離婚の意思を確認しにくい

言語や宗教、文化などの違いを乗り越えることは、楽しくもあり難しくもあります。

離婚を決意した国際結婚のカップルが最初に感じる壁として、お互いの離婚の意思を確認することが挙げられます。

言語や文化の違いが、離婚の最初の障害となってしまうことも少なくありません。

慰謝料をもらえない可能性がある

日本に在住していたカップルであれば、離婚時には日本の法律に従って慰謝料が決定されます。

しかし慰謝料の支払いが決まっても、パートナーが母国に帰ると請求が困難になるケースも。

相手国の司法に訴えることもできますが、必要以上に時間とお金がかかってしまうでしょう。

親権争いが発生する

未成年の子どもがいる場合、親権を巡って争いが起こることが少なくありません。

子どもになかなか会えなくなることが予想されるため、どちらが親権を持つかは重要な問題となります。

また、未成年の子どもがいるとビザの取得が容易になるなどの要因も離婚しにくい理由として考えられます。

養育費をもらえない可能性がある

慰謝料と同様、養育費の支払いが決まっていたとしても、相手が母国に帰ると請求が困難になるケースがあります。

親権と合わせて、子どもに関する問題はできるだけ先に解決しておきたいものです。

可能であれば、日本にいる間に先払いしてもらうのもひとつの方法でしょう。

離婚届だけで離婚できない

国際結婚した相手と離婚する場合、日本人同士のように離婚届だけで離婚することができません。

通常よりも多くの書類を市町村役場に提出することが求められ、手続きが面倒です。

書類の不備などにも対応できるように、パートナーと一緒に手続きに行きましょう。

パートナーの国でも離婚手続きが必要になる

パートナーの国でも結婚しているのであれば、そちらでも離婚の手続きをする必要があります。

ただし、パートナーの国によっては、日本国内の大使館に出向くことで離婚手続きができる場合も。

なかには、パートナーの宗教上の理由で離婚そのものが認められないケースもあります。

ビザの問題が発生する

結婚によりビザを取得している場合、離婚後にビザを更新できなくなる問題が起こります。

ビザを失いたくないために、離婚が決まってからパートナーがいなくなるなどのトラブルも。

また、親権の取得によりビザを得ることができるため、親権問題とセットで考えましょう。

夫の収入が少ない

国際結婚は、普通の結婚よりもお金がかかります。

お金持ちである必要はないですが、それなりに貯金ができて、欲しいものが買えて、年に一度帰国できるくらいの収入は、最低でもあったほうがいいでしょう。

子どもがいないうちは、夫が失業したり働いていなくてもなんとか夫婦関係を続けていけますが、子どもが生まれることで夫婦関係が悪化することも。

もちろん、夫に収入がなくても妻が稼げればいいですが、実際にはそういう夫婦はかなり少数派。

海外の現地採用でそれなりの給料を得るというのは、そんなに甘いものではなく、厳しいです。

国際結婚で離婚しないためのコツ

語学力をつける

相手の言葉が理解できないと、微妙なニュアンスの違いでも喧嘩になってしまいます。

また、相手の家族との関係を良好なものにしていくためにも、日々パートナーの国の言葉を学び続けるのは必須です。

子どもについてよく考える

妊娠している間はストレスがたまりがちであるにも関わらず、文化や価値観の違いにイライラしていると、妊娠中に夫婦関係が破たんしてしまうこともあります。

離婚は子どもにも大きなダメージを与えます。また、子どもがいる夫婦の国際離婚は手続きが面倒です。

そういったこともふまえ、責任感を持って子どもを産む決断をしましょう。

まとめ

国際結婚に憧れる人は多いですが、離婚率が高いことや離婚が難しいのも現実です。

まずは、お互いを理解し合い、尊重することができるかが問題になってくるでしょう。

自国の文化を押し付けるのではなく、異文化に触れることを楽しんでみてはどうでしょうか。

理想と現実のギャップを知り、責任を持って結婚することが離婚を回避するカギになるかもしれません。

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