貯金額の平均は?年齢・年代別の平均貯蓄額と中央値を紹介

何気なくしている貯金。何気なく使ってしまって、貯まらない貯金。どんなことでも相談できる友達でも、貯金額や収入など、お金に関することはなかなか聞きずらいものです。

自分の貯金が充分なのか、平均と比べて多いのか少ないのかを知ることは難しいといえるでしょう。

そこで今回は、世間の平均貯蓄額を年齢別にご紹介します。

平均貯蓄額とは

平均貯蓄額としてよく使われるのが、毎年5月に総務省から発表される家計調査における平均貯蓄額(2人以上の世帯)や、金融広報中央委員会が発表する家計の金融行動に関する世論調査によるものです。

尚、これらのデータの平均貯蓄額とは、単に預金だけではなく、株式等の有価証券や、掛け捨てではなく資産性のあるタイプの生命保険の解約返戻金なども含めた数字ですが、住宅ローンなどの負債は含んでいません。

平均値と中央値

調査データをご紹介する前に改めて確認しておきたいのが、平均値と中央値です。

世の中には1億円以上の貯蓄を保有している富裕層が3%弱、また、収入が低いなどの理由で金融資産が無い、という世帯が30%ほどあるといわれています。

平均値は単純に平均ですが、中央値は、数字を小さい順に並べたときに真ん中にくる数字をいいます。

例えば、100人中3人の貯蓄が5億円、30人の貯蓄が0円、残りの67人の貯蓄が300万円だった場合、平均値は{(1億円×3人)+(0円×30人)+(300万円×67人)}÷100人で、約1,071万円となりますが、それに対し中央値は下から見て真ん中に来る数値なので300万円となります。

平均値 1,701万円

中央値 300万円

例えが極端だったとはいえ、富裕層が平均値を押し上げている可能性は高いといえるので、中央値を見ておくほうが実際の感覚には近いといえるでしょう。

年齢・年代別の平均貯蓄額と中央値

それでは早速年齢、年代別の平均貯蓄額をみていきましょう。

2人以上の世帯のデータと、単身世帯のデータに分けてご紹介していきます。

2人以上の世帯の平均と中央値

全体の平均貯蓄額 1,812万円(内負債517万円) 中央値 1,072万円

20代、30代の平均貯蓄額(40歳未満)602万円(内負債1,123万円) 中央値 30万円~130万円

40代の平均貯蓄額 1,074万円(内負債1,055万円) 中央値 300万円 

50代の平均貯蓄額 1,699万円(内負債617万円) 中央値 408万円

60代の平均貯蓄額 2,382万円(内負債205万円) 中央値 740万円 

70代の平均貯蓄額 2,385万円(内負債121万円) 中央値 1,567万円

貯蓄だけでは実態が分かりずらいので、住宅ローンなどの負債の平均値も()内に示しました。 

平均値は総務省から発表される家計調査の統計をもとに、中央値は金融広報中央委員会が発表する家計の金融行動に関する世論調査をもとにしたものです。

尚、どの世代においても、収入別で差はあるとはいえ、全体的に3割程度の世帯が貯蓄ゼロといわれています。

独身男性・独身女性の平均値

独身男性 平均値 1,118万円 中央値 480万円

独身女性 平均値 1,279万円 中央値 679万円

こちらは平成26年に総務省から発表された全国消費実態調査の統計をもとにご紹介いたしました。5年毎の統計となるため最新のデータは来年の平成31年になることをご了承ください。

上記は年齢別でのデータが無い為、一括で平均値と中央値をご紹介しましたが、金融広報中央委員会が発表する家計の金融行動に関する世論調査・単身世帯調査の統計で、独身世帯の年齢別の平均値と中央値の統計がありましたのでご紹介します。

20代 平均値 287万円 中央値 158万円 (貯蓄ゼロ世帯 59.3%)

30代 平均値 957万円 中央値 500万円 (貯蓄ゼロ世帯 47.3%)

40代 平均値 1,594万円 中央値 789万円 (貯蓄ゼロ世帯 50.1%)

50代 平均値 2,431万円 中央値 1,064万円 

60代 平均値 2,642万円 中央値 1,323万円 

尚、こちらの中央値のデータは保有資産ゼロの世帯は除いている為、値が少し高くなっているといえます。

年齢が上がるとともに貯蓄額の平均や中央値は上昇するのに対し、年齢に対する貯蓄ゼロ世帯の比率はあまり変化していません。

年齢が上がっても貯蓄する余裕のない人、そもそも貯蓄は必要ではないと考えている人など、理由は様々でしょうから単純に判断は難しいですが、いずれにしても貯蓄がない状態では起業や結婚といった将来への動きがとりにくくなると考えられます。

まとめ

今回は、主に年齢別の貯蓄額を中心にご紹介しましたが、貯蓄を考える上では下記のように色々な側面から状況を考える必要があるでしょう。

・年齢

・家族の状況(既婚・独身・子供の有無)

・収入

・性別

・居住地域

・負債

全てを網羅した平均データをとるのは難しいといえますが、この記事を参考にして今後のご自分の貯蓄に対する意欲や改善に役立ててみてください。

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