葬式で写真を撮るのはマナー違反?気をつけるべきポイントを抑えよう

スマートフォンの保有率はどのくらいかご存知でしょうか。

総務省の平成29年版情報通信白書によると、2016年の個人のスマートフォンの保有率は、約57%。20代、30代に限れば90%以上となっています。

デジタルカメラの普及も進んでいることもあり、現在は多くの人が、いつ、どこででも撮りたい写真を撮れる時代になって来ています。

しかし、どのような写真でも、撮りたい時に撮っても良いのでしょうか。たとえば、葬式の場の写真は撮っても良いものなのか、と悩む人も多いでしょう。

そこで今回は、葬式の写真は撮っても良いのか、またもし撮るときには、どのようなマナーが必要なのかを紹介します。

喪主や親族による葬式の記念写真撮影

喪主や親族が、葬式の記念に写真を撮って残そうと思う場合は、葬儀社やプロのカメラマンに頼むことがほとんどです。

この場合は、当然喪主や親族が了承しており、又葬儀社やプロのカメラマンは葬式の写真撮影のマナーは、熟知していると思われますので、この場合は何ら問題有りません。

一般の参列者による葬式の写真撮影

親しい友人や知人の葬式を写真に収めて、故人との思い出の記念に残したいと思う人も多いでしょう。

簡単に撮影が可能なスマートフォンなどの保有率拡大と言う時代的背景を考えれば、一般の参列者が写真を撮ることも、一定のマナーを守れば許されます。

一般の参列者が写真撮影する時に守るべきマナー

喪主や親族の承諾を得る

先ず大切なことは、喪主か親族に、写真撮影の許可を得ることです。

少し早めに式場に行き、親族の控室をおとずれて、写真撮影の許可を得ておきましょう。後にもめごとが起きないようにする為にこれは大変重要です。

お悔やみを述べた後、個人と自分の関係や付き合っていた期間、最近二人の間であったエピソードなどを手短に紹介し、故人との思い出の記念に写真を撮りたい旨申し出て、許可を取りましょう。

また撮影するときには、式の進行に迷惑をかけないことも約束しておくことが大切です。特に最後のお別れの儀式のときに、ご遺体の写真を撮りたい場合は、そのことをはっきりと伝えて、必ず許可を得てください。

もし、喪主や親族の許可が得られない場合は、撮影はあきらめましょう。

撮影のタイミングと撮影する位置

喪主や親族の許可を得ていても、葬式の間中写真を撮り続けるのは、控えるべきでしょう。また、お坊さんの読経中や誰かが追悼の辞を読んでいるとき、喪主や親族の焼香中も、撮影は控えるべきです。

まず式が始まるまでに、撮影したいショットを考えておくのがおすすめです。これにより、式場内を無駄に動く必要がなくなり、効率よく撮影が出来ます。

式場の中を横切ったり、あちこちを行ったり来たりすることは避けて、式場の周囲を周回しながら、撮りたいショットを効率よく撮影するのが良いです。

祭壇に背を向けた位置で、撮影するのもやってはいけません。

ときには、ズーム機能を使うのも効率的。

最後のお別れの儀式のときに、ご遺体を撮影するときは、特に慎重になる必要があります。最後のお別れが始まって、多くの参列者がお棺の周りに大勢いるときは、ひとをかき分け、撮影することはやめましょう。

ひととおり儀式が終わって、お棺の周りの人が少なくなったときに、素早くお棺に近づいて、しばし黙とうをささげたのちに、素早く撮影を終わらせることが大切です。

ただし、地方によっては、ご遺体の撮影を許さないしきたりの有る所もあるので、事前によく調べておきましょう。

フラッシュとシャッター音について

葬式は、悲しみの中で静かに、厳かに行われる儀式です。フラッシュが、あちらこちらで発光するのは、式の雰囲気を壊してしまうためやってはいけません。

フラッシュを発光させない撮影を心がけましょう。また、シャッター音も式の雰囲気を損ねます。

最近は、シャッター音を消すアプリが色々ありますので、事前にこれらのアプリで、シャッター音を消しておくのが良いでしょう。

終わりに

葬式においては、マナーを守り、故人を偲びながら最後の別れを誠実に撮るという意識をきちんと持っていれば、想いの詰まった写真が撮れ、かけがえのない記録となるでしょう。

しかし、葬式で獲った写真には、他人や献花をした会社や人の名前など、色々な個人情報が写り込んでいます。撮った写真をSNSにアップすることは、完全なマナー違反ですので、絶対にやめましょう。

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