お盆の風習を確認:地方・地域による違いは?

毎年7月か8月の中旬に行われる日本に古来からある行事の一つであるお盆ですが、地域は宗派により風習が異なります。

よく耳にするお盆休みといわれるものもありますが、お盆の時期も異なり、8月というイメージが定着しているようですが、元々お盆の中心となる日は、旧暦の7月15日でした。

ですが、明治時代に暦が旧暦から新暦に移行したので、日本には三つのお盆の時期が存在するようになりました。7月盆、8月盆、旧盆があるので自分が住む地域はどれに当てはまるか一度確認してみましょう。

地域別お盆のイベント

一般的にはお盆はご先祖様の霊がこの世に帰ってくると言われています。そして供養をし、またあの世に帰ってもらうという考えです。

ですが地域によりその迎え方や、供養の仕方は様々で色々な風習があります。

北海道「ろうそくもらい」

主に北海道の南の地方、札幌によくみられるのが、夕方から夜にかけて子供たちが浴衣姿で歌を歌いながら練り歩いて近所のろうそくやお菓子を貰うという習わしがあります。

秋田「日本三大盆踊り」

盆踊りはたくさんありますが、雄勝郡で行われる踊りは、阿波踊り、郡上踊りと合わせて日本三大盆踊りです。他にも毛馬内の盆踊りは重要無形民俗文化財に指定されていて、路上にかがり火を焚いてその周りに輪をつくる踊りもあり、一日市では色々な姿に仮装して踊ります。

長崎「精霊流し」

初盆を迎えた家の方が、精霊船と呼ばれる船に亡くなった方の霊を乗せて流し場と呼ばれる終着点まで船を流すという風習です。花火や爆竹などでお見送りをします。

金沢「キリコ」

石川県金沢市では、「キリコ」と呼ばれる箱型のものを用意しその中にロウソクを立ててお盆のお墓参りの際に墓前に吊るすという風習があります。

静岡・山梨「安倍川餅」

静岡市の名物である安倍川餅を静岡県と山梨県でお盆にはお供えするという風習があり、同じ安倍川餅でも静岡県では焼いたお餅を柔らかくしてきなこをまぶしたものが安倍川餅で、山梨県では四角いお餅にきなこと黒蜜をかけたものが安倍川餅です。

沖縄「ウチカビ」

旧暦のお盆の最終日である送りの日にあの世のお金である「ウチカビ」(黄色い紙の束)を家の中で燃やすという風習です。

一枚当たりがいくらに相当するかは地域や家庭によって様々ですが、ウチカビをたくさん燃やす事で、ご先祖様があの世でお金に困らないという意味があります。

そして沖縄にはほかにも「エイサー」と呼ばれるご先祖様の霊を送迎する芸能や「アンガマ」という歌や踊りを披露するという風習があり一般家庭だけでなくホテルの庭や広場でも行われる為、観光で体験することも可能です。

お盆用品も様々

お盆に用いられる花にも地域によって違います。ほおずきを使う地域があったり使わない地域があったりなど様々です。

またお供え物や迎え火・送り火の使い方も、地域はもちろん、宗派などによってもことなります。

まとめ

お盆と言っても迎え方やご先祖様の霊を供養する方法は様々です。踊ったり、歌ったりする地域もあれば、お盆に食べるものが決まっていたりなどします。

自分の地域が、どのような風習でお盆をお祝いするのかを事前にしっかり確認しておくとよいでしょう。

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