看護師から介護士に転職って簡単?:仕事内容の違いやメリット・デメリットなどを紹介!

高齢化社会が問題となっている現在の日本社会にとって高齢者介護を担う「介護士」の重要性は年々増加しています。このような社会の変化に伴って、介護士への転職を考える人も、その需要の高まりとともに増えつつあります。

介護士と同じく、人に対するケアを行う職業として一般的なものに「看護師」がありますが、最近では看護師から介護士への転職を検討する人も増えてきているようです。

今回はそのような社会の変化を受けて、看護師から介護士への転職を検討する人たちに対して参考となるように、それぞれの仕事内容の違いやメリット・デメリット、転職の方法や向いている人について解説をします。

看護師と介護士の仕事内容の違い

看護師と介護士、両方ともに「人のお世話をする」という点で似たような印象がある仕事ですが、それぞれどのような仕事になるのでしょうか?

ここでは看護師と介護士の仕事内容をそれぞれ解説をします。

看護師の仕事内容

看護師の仕事は、病院やクリニックなどの医療機関において、病気やケガなどを治療する患者に対して行われる医療行為の実施やサポートを行うことです。

看護師は法律上、介護士の仕事を行うことが認められており、看護師の資格取得に際して、介護に必要な知識を習得することになっています。

介護士の仕事内容

介護士の仕事は、介護施設や訪問介護などにおいて、高齢者など介護認定を受けている要介護者に対して、日常生活を行ううえで必要となる補助や援助を行うことです。

介護士は、看護師のような治療などといった医療行為を行うことは認められていないので、対応できる職務範囲としてはあくまでも日常生活のサポートに留まります。

看護師のメリットとデメリット

看護師のメリット

看護師のメリットは以下の2つになります。

1:給与水準の高い収入を安定して手にすることができる。

看護師の平均年収は約480万円と言われており、日本全体での平均年収とされる420万円を上回る水準となっています。

また、景気の影響や時代変遷による社会変化の影響を受けにくい職業であるため生涯を通じて安定した収入が保障されているといっても過言ではありません。

2:女性のライフサイクルに適している。

看護師という職業はその9割以上が女性で構成されています。

そのため、どこの医療機関においても女性のライフサイクルにあわせた就業制度や環境を整えています。

結婚や出産で一時的に離職をしても、復帰に対する制度面や環境面でのサポート体制が充実していたり、託児設備や保育園などを併設する医療機関も少なくありません。

そのほかの職業と比較したときに、女性が働きやす環境が整っていることもメリットになります。

看護師のデメリット

反対に看護師のデメリットを2つ紹介します。

1:精神的な負担が大きい

看護師という職業は、人の命に直結する仕事になるため、常に緊迫した環境のなかでの仕事になります。

人の死に直面することも日常茶飯事となりますので、遺族に対するケアなど精神的な負担が大きいことはデメリットと言えます。

2:身体的な負担も大きい

看護師の仕事は基本、肉体労働になります。

また、当直などの夜間勤務などもあるため、生活のリズムが一定ではありません。

緊急対応などによる長時間労働なども避けることができませんので、身体的な負担も大きなものがあります。

介護士のメリットとデメリット

介護士のメリット

介護士として働くうえでのメリットを2つ解説します。

1:全国どこでも働くことができる

介護に関する仕事については、介護士を必要とするニーズは増え続けているにもかかわらず、対応できる介護士が不足している状況にあり、資格を保有していれば全国どこでも勤務することが可能です。

また、少子化などで人口が減少している過疎地域などでも高齢者は増えているため、介護士に対する求人などは常に存在しているため、都市部と地方の格差がなく、地方での就職にも有利となっています。

2:自分のライフスタイルに合った働き方を選択できる。

介護士としての職場にはさまざまな形式があります。

介護施設に所属をして入所者の方に対する介護を行うケースもあれば、デイケアのように通ってくる介護者に対して行うものや、訪問介護のように介護者の自宅で日常生活のサポートを行うことなどがあげられます。

安定して長期間しっかりとしたキャリア形成をしたい場合には介護施設に正社員として勤務することが適しています。

また、家事や育児の合間を縫った形でパートとして働きたい場合には、デイケアや訪問介護などで限定的な働き方を選択することもできます。

そのほかにも介護ニーズの高まりを背景に、さまざまな形式での介護サービスが増えてきていますので、介護士としての働き方にもバリエーションが増えてきています。

介護士のデメリット

反対に介護士という仕事についてのデメリットは以下の2つになります。

1:給与水準が低い
全国の介護士に関する平均年収は378万円となり、日本の平均年収を下回る給与水準となっています。

とりわけ看護師との比較においては100万円近い差額が発生しており、医療に対する職場環境との差が問題となっております。

2:厳しい労働環境
介護士の仕事内容には、介護者の排泄物処理や入浴介助など非常に厳しい内容が含まれています。

また痴ほう症などを患っている介護者の方やその親族の方の対応などには、大きな精神的負荷が伴います。

このような労働環境については、他の職業と比較しても厳しい面があることは否めません。

看護師から介護士への転職方法は?

看護師から介護士へ転職をする場合には、どのような方法があるのでしょうか。

転職方法には以下のようなものがあります。

・ハローワークに登録をして、介護求人の紹介を受ける。

・求人サイトから自分自身でエントリーを行う。

・転職エージェントを利用して転職活動を行う。

それぞれの窓口によって提供される求人情報が異なるので、複数のサービスを併せて求人を探すことがポイントになります。

最近では、介護領域に特化をした求人情報提供サービスなども充実しているので、以前に比べると効率的な転職活動を行うことができるようになっています。

転職エージェントでおすすめなのが、介護士専門求人サイト『かいご畑』です。無料で利用できるので、ぜひ利用してみてください。

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看護師から介護士へ転職すべき人とは?

看護師から介護士への転職に向いている人とはどのようなタイプでしょうか?

前述の通りに、看護師になる過程や日常の業務において介護士に必要な知識やスキルは身についているので、基本的には看護師から介護士への転職というのは、比較的スムースなものになります。

そのなかでも介護士に転職をした方が望ましいタイプは以下の通りになります。

ワークライフバランスを重視したいタイプ

看護師には夜間勤務や突発的な緊急勤務が義務付けられることがあります。

そのような環境よりも、家族との時間を重視したり、プライベートでの活動を充実させたいタイプであれば、介護士として訪問介護やデイケアでの通所介護の対応などのような、拘束時間を調整できる働き方向いています。

高齢者介護に特化した働き方を望むタイプ

看護師のように医療全般に関わった仕事よりも、高齢者に対する日常サポートにもっと注力をしたいと考えるタイプにも介護士への転職が向いていると言えます。

介護士のほうが、ひとりひとりの介護者に寄り添った働き方ができるので、高齢者介護などに興味が強いタイプには向いていると言えます。

いずれにしてもひとつ覚悟が必要な点としては、看護師から介護士への転職をした場合には給与水準が大幅に下がるということを念頭に入れておく必要があります。

収入よりも大切にしたいことがあるケース以外には難しいかもしれません。

まとめ

看護師から介護士の転職について解説をしました。

基本的には、看護師から介護士への転職はハードルの高いものではありませんが、仕事内容やメリット・デメリットには大きな違いが存在します。

なので、自分が何を目的として転職をするのか、明確にすることと、給与面については下がってしまうリスクがあることを認識することが重要になります。

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