お葬式の基本マナー:訃報を受けたら何をする?

冠婚葬祭の中で、突然起きるのがお葬式。日本の人口動向から見てみると、厚生労働省の「平成29年人口動態統計の年間推移」では、死亡数が134万4000人であり、婚姻件数が60万7000人であることから、結婚式よりお葬式の参列が増える動向です。

特に祝いごとは事前に予定がわかる一方、お葬式は準備をする時間の余裕がありません。

訃報を受けたときからの、とるべき行動をおさえれば安心でしょう。

訃報を受けたときの心構え

故人との関係を考えてみる

故人との関係によって、とるべき行動がかわります。故人と親しい関係の人や親族であれば、訃報を受けたら、できるだけ早く駆けつけるようにします。

故人とはそれほど親しい間柄でなければ、お通夜の前の弔問は避けるようにしましょう。

訃報を受けたときに用意するもの

訃報は突然のことなので、特別な用意をする必要はありません。

仮に訃報を聞いたからといって、お通夜の前に喪服で駆けつけるような行動は、いかにも不幸を待ち受けていたかに受けとられかねません。

服装は、あまり派手でなければ普段着のままでもかまいませんし、香典はこのとき用意する必要なしです。

遺族に対するマナー

お悔やみのことばを

遺族にはお悔やみのことばを述べます。
「ご愁傷さまです」と言うとわかっていても言いにくい場合は、「このたびは・・・」とことばの尻を濁しながら頭をさげるだけでもかまいません。

自分が気になるからといって、故人の死因や経緯などを細かく尋ねることは控えます。

お悔みの場では、久しぶりに顔を合わせる知人との思い出話や世間話などを、長々とすることを控えましょう。

故人との対面をしたいとき

故人との対面は、遺族からすすめられたときだけにします。自分から「お顔を見せて」と申し出ることは控えましょう。

故人とお別れがすんだ後

その後の葬式の日時や喪主、形式などを確認します。

また遺族には、故人の詳しい交友関係がわからないこともありますので、知らせたほうがいいと思う関係者がいるならば、遺族にお伝えしましょう。

「葬式」と「告別式」はどう違う?

「葬式」と「告別式」は別もの

葬式と告別式は同じ日に続けて行われるために、混同してしまいがち。

「葬式」は遺族や親族、親しい友人、知人たちが死者を葬る儀式です。

「告別式」は遺族や親族、親しい友人、知人以外の一般の人が参列する儀式なのです。

故人と親交が深かった人などに、葬式と告別式の両方に参列する人はいますが、それ以外の人は「告別式」だけに出席するといいでしょう。

「葬式から」と「告別式に」の参列の仕方

「葬式から」参列する場合、遅刻はタブー。開始時間よりも早めに到着するようにします。

式では席順が決まっています。到着順に座るのではなく、遺族や親せき、故人との関わりが深かった人から座る席順なのです。

「告別式に」参列する場合は、時間内に到着すればかまいません。ただし、出棺時間がありますので、ギリギリの到着は避けましょう。

最後に

お葬式では、控えるべき行動を心がけるのが基本マナーとなります。

自分の立場をわきまえて、遺族よりもしゃしゃり出ることのないようにするのが肝心です。

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