女性専用車両は男性差別なのか:痴漢の抑止力としての効果は?

女性専用車両を利用したことがある人はどのくらいいるのでしょうか。

現在、女性専用車両については賛否両論あります。女性からも男性からも「男性差別ではないか」という意見が聞かれます。また、「痴漢の抑止力としての効果に疑問がある」という声もあります。

今回は女性専用車両導入の経緯、女性専用車両は男性差別なのか、女性専用車両が必要だと感じている方はどんな意見を持っているのか、痴漢の抑止力としての効果があるのかどうかについてまとめます。

女性専用車両導入の経緯

1900年から鉄道会社により様々な目的に設定されては廃止されということを繰り返していましたが、2005年に警視庁が女性専用車両の導入を各鉄道会社に要請したことで、各鉄道会社で導入が進みました。

女性専用車両が必要な人

過去に痴漢被害にあった女性にとっては、女性専用車両は唯一安心して乗車できる車両で、なくてはならない車両です。

もし、「女性専用車両は男性差別であるから廃止にすべきだ」となると、今女性専用車両があるから安心して電車を利用している方は電車を利用できなくなります。

痴漢の抑止力としての効果は

警視庁が女性専用車両の導入を要請した目的は痴漢を防ぐためです。しかし、女性専用車両では痴漢は発生していないが、他の車両で発生しているという事実があります。

さらに、痴漢をするのは男性だけで、女性は痴漢をしないのでしょうか。多様なセクシュアリティの人が存在する現代で、痴漢防止=女性専用車両という図式には違和感があります。

女性専用車両は男性差別?

痴漢を防ぐために導入された女性専用車両は、男性差別に繋がると考える人も多いです。そこで、男性専用車両も導入するべきなのでしょうか。

男性差別とは

男性差別とは男性に損害となる性差別のことです。

女性専用車両により、男性が乗車できる車両が減っていると考えると、それにより損害を被っているといえます。

上記のような意味では「女性専用」というくくりで特別な車両を設定することは「男性差別である」といえます。

痴漢冤罪を防ぐ手段としての男性車両

痴漢冤罪を防ぐために、「男性車両が必要である」という意見もあります。

痴漢被害と同様、痴漢の疑いをかけられた男性が人身事故に合う等、痴漢冤罪もまた社会的な問題であるからです。

女性専用車両は必要である!

女性専用車両は男性差別であり、また、痴漢の抑止力としての効果には疑問が残ります。ただ、どちらにしても女性専用車両を必要とする人がいるとなると、女性専用車両廃止は望ましくありません。

男性差別であるというところが女性専用車両の問題点であり、男性専用車両を設定することで解消されるのであれば、男性専用車両は必要です。

「男性専用車両に乗っていないと変な目で見られるのではないか」という人も居るようですが、そういう意見の方より「女性専用車両がないと電車を利用できない人」を救済するべきです。

女性専用車両は男性差別であり、痴漢の抑止力にはならないかもしれないが、必要な車両であるということが言えます。

ライター