労働基準監督官の給料はどのくらい?どんな仕事してるの?

労働監督官は、労働に関する法律を企業が守っているかをチェックして、労働者の権利を保護するための業務を行っています。

労働基準監督官は男性が多いですが、女性の労働監督官のほうが相談しやすい場合もありますから、女性の活躍が期待されている職業です。

労働基準監督官は、男女で待遇に差がありません。また、土日祝日は休みですし、有給休暇・育児休暇なども取得しやすいですから、家事・育児と両立する女性にも働きやすい環境です。

そんな労働基準監督官の給料はどのくらいなのでしょうか。今回は、労働基準監督官の給料、労働基準監督官になる方法、仕事内容、をご紹介します。

労働基準監督官の給料

労働基準監督官の給与は、行政職俸給表に則って給与が支払われます。大卒の初任給は、基本給178,200円と、住宅手当、交通費、家族手当、超過勤務手当、期末手当、勤勉手当などの各種手当の合計です。

労働基準監督官の給与モデルは、以下のようになります。

年齢 家族構成など 月額給与 年間給与
22歳 独身、大卒、初任給 178,200円 2,894,000円
25歳 独身 188,400円 3,060,000円
30歳 配偶者 235,900円 3,810,000円
35歳 配偶者、子1人 289,200円 4,722,000円
40歳 配偶者、子2人 322,300円 5,254,000円
50歳 配偶者、子2人 440,000円 7,052,000円

(※)人事院が平成28年8月に発行した「給与勧告の仕組みと本年の勧告のポイント」から引用

労働基準監督官の仕事内容

労働基準監督官は、下記4つのような仕事をしています。
 ■事業所に立ち入って調査する臨検監督
 ■事業所を強制捜査して検察庁に送検する司法警察事務
 ■労働災害の原因を調査し、再発防止を指導する安全衛生業務
 ■労働災害の保険給付に関する労災補償業務

労働基準監督官は、全国の労働局・労働基準監督署に勤務します。

そして、労働基準監督官は、「給料の支払いが滞った」、「不当な理由で解雇された」、「残業代が支払われない」などの相談を労働者から受けて、事業者を監督・指導するのが主な仕事です。

労働基準監督官になる方法

労働基準監督官になるには、労働基準監督官採用試験に合格する必要があります。受験資格および試験内容は、以下の通りです。

労働基準監督官採用試験の受験資格

受験年度の4月1日の時点での年齢が21歳以上30歳未満の人、もしくは21歳未満の大学を卒業した者および3月までに卒業する見込みのある人に受験資格があります。

労働基準監督官採用試験の内容

労働基準監督官採用試験には、1次試験(筆記試験)と2次試験(人物試験、身体検査)とがあります。

1次試験では、公務員に必要な基礎知識、労働基準法・労働安全衛生法などの法律知識、法文系(労働基準監督A)または理工系(労働基準監督B)の専門知識が問われます。

法文系・理工系を選択できるので出身学部は問われませんが、法律知識を問う問題が多いので法学部出身者がやや有利です。

2次試験では、人柄や対人的能力などについての個人面接と、主として胸部疾患、血圧、尿などの内科検査があります。

労働基準監督官になるための勉強方法

公務員試験合格対策に力を入れている大学に入学する

大学の法学部に入学し学ぶという方法があります。

その場合、法学部がある大学を選ぶこともポイントですが、大学によっては無料で公務員対策講座を開いている大学もありますので、そういった進路支援システムの整った大学を選ぶこともひとつのポイントです。

専門学校に入学する

大学だけに限らず公務員になるための専門学校もありますので、専門学校を経て労働基準監督官の採用試験を受験するということも可能です。

専門学校の数はそう多くないのですが、通学可能範囲にお住いの方は専門学校を利用してもいいでしょう。大学よりも短期間で受験に必要な知識を得ることができます。

独学で学ぶ

また、すでに社会人として働いていて、働きながら労働基準監督官採用試験を受験したいと希望される方や、受験までの道のりにお金をかけたくないと考えている方は、独学で受験のための勉強をするという方法もあります。

その場合、法務系(労働基準監督A)、理工系(労働基準監督B)どちらで受験するのかを決め、試験の種類や内容、出題範囲、日程などを詳しく調べましょう。

その後、合格するための勉強スケジュールを自分で決めていきます。

「働きながら」という制約があるため、できるだけ効率よく学習できるようテスト内容を分析し、学習計画を立てましょう。

下記サイトで「平成30年度国家公務員労働基準監督官採用試験」の受験案内を確認することが可能です。

関連サイト:平成30年度国家公務員労働基準監督官採用試験

また、下記サイト「人事院開示請求電子申請システム窓口」からは過去問題を入手することができますので利用してみて下さい。

申請後、手元に届くまで1ヵ月半程度かかりますので、受験を決めたらすぐに申請することをお勧めします。

関連サイト:人事院開示請求電子申請システムの窓口

労働基準監督官という仕事の将来性

一億総活躍社会実現に向けた働き方改革が推進され、人々の働き方はまさに多様化しています。

労働条件の規制緩和が進む中、労働者の権利と安全を守る労働基準監督官の仕事は、これからますます需要が高まる仕事だと言えるでしょう。

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