警察官がうつ病で退職する代表的な原因:転職する際の注意点も紹介!

近年、うつ病を理由に退職する警察官が増加しています。うつ病と診断される前のうつ病予備軍は、さらに多いでしょう。

実は、警察官がうつ病になりやすいのは、警察官特有の事情があるのです。警察官の仕事内容は一般の人にあまり知られていませんから、周囲の不理解もうつ病を助長させる一因かもしれません。

この記事では、警察官がうつ病になって退職する代表的な理由と、警察官を退職したあとに、転職をする時の注意点について紹介します。

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激務

警察官は、公務員のなかで最も激務な職業の1つです。勤務体系に男女の差はありませんから、体力の劣る女性にとっては厳しい職場と言えます。

また、体力面だけでなく、精神面でも悩みを抱えている人は多いのです。以下では、そのような悩みを抱えてしまう原因を具体的に見ていきましょう。

配属先で異なる仕事内容

交通違反を取り締まるのも警察官の仕事です。そして殺人事件が起きた時に事件の対応をするのも警察官の仕事です。

警察官と一言で言っても地域課や交通課、鑑識、そして刑事課などさまざな課があります。同じ警察官でも、配属先によってまったく仕事内容が異なるのです。

とくに刑事課に配属されると、凄惨な現場を目にすることになるため、精神的に病んで辞めてしまう方も多くいます。

また、正義感の強い人が交通課に配属されて辞めるというケースもあるようです。交通課は交通違反の取り締まりを行います。

この取り締まりは税収目的のために行っている警察官が多く、そういった目的で行われている取り締まりの実態を見て、うんざりしてしまい辞めてしまう方もいます。

24時間の交代勤務

警察組織には、地域警察部門、生活安全部門、交通部門など、24時間体制の部門があります。これらの部門に配属されると、日勤と夜勤を交互に行う不規則なシフトになります。

また、事件・事故が発生すると、交代時間になっても仕事が終わらないことも少なくありません。そのため、拘束時間が非常に長くなってしまうことが多いのです。

泊まり込みでの捜査

刑事部門は基本的に日勤ですが、ひとたび事件が発生すると、事件が解決するまで泊まり込みで捜査することもあるようです。

そのため、家事や育児をしながら刑事部門で働くのはほぼ不可能と言わざるを得ません。また、女性が働きやすい環境が整いつつあるとはいえ、警察はまだまだ男社会ですから、女性には負担が大きいです。

危険を伴う仕事

警察官は、犯罪者を力で制圧することもありますし、抵抗されて怪我を負う危険もあります。そのため、極度の緊張状態で勤務することになりますから、精神的な負担が極めて大きい仕事なのです。

また、犯罪者を制圧するために、武道、逮捕術、その他の専門技能の訓練を積む必要がありますから、体力的にも負担が大きいと言えるでしょう。

特殊な人間関係

うつ病になる警察官の多くは、警察内での特殊な人間関係に悩んでいます。

厳格な階級制度

警察は、厳格な階級制度に基づく上意下達が徹底された組織です。命令系統を明確にする必要がある警察組織において、階級制度はとても重要な役割を果たしています。

しかし、上官からの厳しい叱責に耐えられずに、精神的に追い詰められる人もいるのです。また、中には指導や叱責がエスカレートしすぎていじめに発展してしまうこともあるようです。

キャリアとノンキャリア

警察官は、国家公務員採用試験(総合職試験)に合格したキャリアと、都道府県の警察官採用試験に合格したノンキャリアに大きく区分されます。

キャリアは数年単位で各地を転々とし、幹部になるために必要な経験を積みます。また、キャリアは最初から管理職としてスタートしますから、年上のノンキャリアに指示を出す立場になるのです。

そのため、捜査経験が豊富なノンキャリアの警察官のなかには、現場を知らない若いキャリアに反発してしまう人もいます。

制約が多い

警察官は、一般の人が考えている以上に制約の多い仕事です。

管轄地域からの外出制限

警察官は、原則として勤務地に居住することが義務付けられています。そのため、単身赴任をせざるを得ない警察官も少なくありません。

また、帰省や旅行などで管轄地域の外に出る場合は、届け出が必要になります。なかには管轄地域からの外出を快く思わない上司もいますから、外に出るのを躊躇する人も多いそうです。

批判に晒されやすい

警察は、批判の的にされやすい組織と言えます。もちろん、不祥事が批判されるのは当然ですが、なかには理不尽な批判もあるでしょう。

そのため、必要以上に自分を律して生活するなかで、余裕がなくなってしまう警察官がいるようです。

また、警察官として批判をされないように私生活から気を張っていないといけないと感じる人も多く、気疲れしてしまうケースも多いと言います。

警察官を退職して民間企業へ転職するときの注意点

このように、警察官がうつ病になって退職する主な理由は、警察の特殊性に原因があります。

公務員を辞めるなんてもったいない、我慢が足りないと考えたりしてしまいがちですが、環境が悪い場合がほとんどなので、あまり考え詰めすぎないようにしましょう。

以下では警察官を退職して、民間企業へ転職するときの注意点を紹介します。

強い意思をもつ

警察官は公務員という位置づけです。業務内容はとてもきついですが、社会的信用の高い職業といえるでしょう。そんな警察官を辞めるということは、公務員でなくなると同時に社会的信用も落としてしまうことになりかねません。

また公務員であるため、定年まで勤めれば多額の退職金をもらうことも可能です。その多額の退職金もなくなってしまいます。自分の年齢も考慮した上で転職を考えましょう。

また、警察官を辞めることで反対されることもあるかもしれません。部署にもよるかもしれませんが、辞められると困るという部署もあり、引き止められて辞めることができなかったという人は多いです。

辞めたいと思った場合は、誰になんと言われても揺るがない強い意思をもっておくことが大切です。

業種を選り好みしない

警察官を辞める年齢によりますが、20代で警察官を辞めた場合はまだ再就職がしやすいです。警察官として働いていたということは、体力があり、上下関係の認識がしっかりしていると受け取られるため、未経験の業種であっても転職はしやすいといえるでしょう。

問題は30代以降です。30代以降で転職する場合は業種を絞る必要があるということに注意してください。

ある程度の年齢になると、未経験者は不可といった制限のある仕事が増え、転職が厳しいです。しかし元警察官は30代でも40代でも他の30代、40代に比べて体力があるとみなされます。そのため体力勝負の仕事に転職すると比較的採用に繋がりやすいです。

警察官の肩書きは役に立たないと理解する

警察官のキャリアを生かして転職というのは難しいようです。警察官と同じような働き方の仕事は他にないといえるでしょう。しかし、唯一警察官の肩書きがあって就職しやすいところがあります。それは警備会社です。

警備会社で働いている警備員は元警察官という人が多いです。警備を依頼された学校や公共施設の警備員、また会社の夜の警備を担当する警備員もいます。

夜勤ばかりになることを覚悟しなければなりませんが、30代、40代で警察官を辞めて民間企業に就職しようとする場合、警備員がもっとも転職しやすいといえます。

給料が下がる可能性も受け入れる

警察官の仕事内容をみると割に合うとはいえませんが、それでも一般的な会社よりは高い収入を得ている人が多いのではないでしょうか。ボーナスも十分でますし、退職金もしっかりもらえます。

そのため、転職することで、給料や待遇が下がってしまう可能性が高いです。警察官が民間企業に転職して給料が上がったという人はごくわずかです。

最後に

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