弁護士の仕事とは:問題解決に大きな達成感を得られる仕事

弁護士というと華やかな職業のイメージが強いですが、実際に弁護士に仕事を依頼して、仕事ぶりを間近で見た経験がある人は多くはありません。資格をとることが難しい、給料が高いといった印象が先行しがちです。

では、弁護士は実際どんな仕事をしているのでしょうか。また、仕事の魅力や大変なことはどんなことなのでしょうか。

弁護士の仕事

弁護士の仕事は民事事件と刑事事件に大別され、依頼人の権利を守ることが弁護士のやりがいにつながります。

民事事件の弁護

民事事件の弁護では、離婚、相続、ビジネス上の問題など人同士のトラブルにおいて、依頼人の利益を保護するために全力を尽くします。

具体的には、トラブルを未然に防ぐための法律相談にのる、依頼人に代わって相手方と交渉する、調停・民事訴訟の代理を行うなどがあります。

金銭で解決できる問題ばかりでなく、双方の感情のもつれを解きほぐすことが求められることもあるのです。

刑事事件の弁護

刑事事件の弁護では、犯罪を犯したと疑われている人を弁護します。冤罪を防止するため、または不当に重い罪を課せられないために、全ての被告人に弁護人がつくのです。

日本では有罪率が99%以上ですから、テレビドラマのように逆転無罪を勝ち取る機会はほとんどありません。

しかし、弁護士の弁護によって情状が酌量されて刑が軽くなったり、執行が猶予されたりするなど、被告人にとってとても重要な役割を果たすことになります。

弁護士の仕事の大変さ

テレビなど、メディアでの露出も多く、高収入でカリスマ的な印象が強い弁護士ですが、実際は大変なことも多いようです。

以下では弁護士が大変なことを具体的に紹介します。

法律改正や最新の判例への対応

弁護士が知っておくべき法律はとても多いうえに、状況に合わせて改正されることもあります。また、弁護士として適切な判断を下すためには、最新の判例をチェックして時代に合わせる努力をすることも必要です。

難関試験を突破したあとも仕事の合間に勉強し続けなければならないという点で、弁護士は大変な職業と言えるでしょう。

依頼人からのクレーム

弁護士として仕事をしていると、依頼人が望む結果を得られないこともあります。ときには、感情的になった依頼人から責任を問う声が上がることもあるでしょう。

依頼人と弁護士間のトラブルを避けるために事前にしっかりとリスクを説明しておく必要がありますが、説明したからといって納得のいかない判決にはクレームがつくこともあるのです。

弁護士は精神的に追い詰められることも多い仕事だと言えるでしょう。

弁護士の魅力

以上では、、弁護士の大変さを紹介しました。とはいえ、大変なことが多い分、魅力もあります。以下では弁護士の魅力について紹介します。

高収入

弁護士の増加に伴って弁護士の収入が低下しているとはいえ、弁護士は高収入な職業の代表例です。独立開業して頑張れば、年収数千万円の収入を得ることも夢ではありません。

多彩なキャリア設計

多くの弁護士は非常に多忙です。一方、勤務先の法律事務所の理解があれば、仕事量をセーブすることも不可能ではなく、家事や育児と両立しながら弁護士を続けることも可能です。

また、専門知識を有している弁護士の需要は依然として高いですから、出産などで一時的に仕事を辞めても、復職するのは難しいことではありません。

責任感が求められる仕事

弁護士は給料の高い仕事なのでお金が稼げないといった不安は少ないかもしれませんが、給料が高い分仕事内容が複雑で、責任感のある人でないと到底こなすことはできない仕事でしょう。

弁護士の働き一つで依頼人の人生を左右することもあるのですから、一つ一つの仕事に真摯に向き合う姿勢や苦しいことにも耐えられる精神力が必要とされる仕事なのです。

弁護士の将来性

弁護士の数はこれからも増え続けるのは確実です。そうなった場合、仕事が減って職業として成り立たなくなるのではないでしょうか。

これにはいろいろな考えがあります。以前ほど簡単に弁護士業を行えなくなったのは確かです。

ただ、それは今まで競争がほとんどなかったため、スキルアップの努力をあまりしていないというのも一因です。

他の職業と同じように、資格を取った後も研鑽を積み自分のスキルを高めていく、というある種当たり前のことをおこなう必要があります。

また、今まで弁護士が活躍していなかった分野でこれから活躍できる分野を自ら開拓することも考えられます。

たとえば、株主総会は以前なら、総会屋と呼ばれる人たちが取り仕切っていました。しかし、現在では弁護士が関わって企業に法的アドバイスするのが一般的です。

自らの工夫次第で仕事の幅は広がるはずですですし、他の弁護士に比べ優れていれば多くの仕事を得ることができるでしょう。

弁護士という資格に安住せず新しい道を自ら切り開いていけば、まだまだ将来性の高い仕事といえます。

法律事務所以外で弁護士として働く方法

一般の法律事務所で働く以外にも、弁護士として働く方法があります。企業内弁護士です。以下では企業内弁護士の具体的な仕事内容からメリットまでを紹介します。

企業内弁護士

主な仕事は、契約書の作成、チェック業務、企業が法的安全に経営を行うためには必要な仕事となります。

特に取引先との契約が重要となります。契約内容によって会社は利益を得たり、損害を受けたりと複雑です。もし、問題が起こった場合など契約書で対処できることなど多くあります。

営業マンなどは契約書を盾に交渉することができる場合などもあるからです。

社内でのコンプライアンスの整備や株主管理などの仕事。和解交渉、組織のサポート、そして、M&Aなどの仕事があります。M&Aなど法律がかかわってくる仕事には弁護士はつきものです。

さらには、弁護士でチームを作っている企業もあります。ですので、弁護士を雇いたい会社は増えてきています。

企業内弁護士のメリット

企業内弁護士になると企業で働くことになるため労働時間が規則的になります。ワークライフを立てやすくなるのです。企業ですので有給なども取ることも通常通りできます。

ここは、一般の法律事務所とは違うメリットです。

会社の企業内弁護士は、他にも会社で働いているので急な用事ができた場合、半休などをとることもできるので子育てしている方ですと特にあっているのでしょう。

さらには、退職金や年金制度がある会社ですと将来的にいいです。また、企業ですと、面倒な入金管理や確定申告などの業務が発生しないので仕事に集中できるのです。

仕事のバランスと家庭のバランスをみるのでした、企業内弁護士もおすすめです。

法律事務所と企業内弁護士の選択肢があります。

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