自衛官の年収・給料まとめ:階級ごとに収入が大きく変わる!

自衛官というと、明確な階級社会と厳しい訓練のイメージが大きいですが、階級毎の仕事内容や年収についてはあまり知られていません。

自衛官は国家公務員ですが、一般職の国家公務員の俸給表とは別に、自衛官俸給表に従って俸給が支払われます。

そこで今回は、自衛官の階級毎の年収について紹介します。自衛官を目指している方、自衛官の仕事に興味のある方はぜひチェックしてみてください。

自衛官の階級

自衛官の階級は士、曹、幹部自衛官(尉、佐、将)に大別され、各階級内でさらに細分化されています。

士のキャリアパス

自衛官候補生として3か月の自衛官候補生教育を受けると、自動的に2等陸・海・空士に任用され、1年で1士に昇任し、2年で士長に昇任します。

そして、3年で自衛官を継続するか退官するかを選択し、選抜試験に合格すれば下士官である3曹に昇任することが可能です。

曹のキャリアパス

士長から選抜試験にパスするか、一般曹候補生として所定の訓練を終えれば3曹に任用されます。その後、2曹、1曹、曹長と昇任し、選抜試験に合格すれば幹部候補生である3尉に昇任することが可能です。

曹は、幹部自衛官の指揮のもと、現場で少数の兵(分隊、班)を指揮・統率する役割を担います。

現在の自衛隊では、下士官に当たる曹の人数が最も多く、全体の約60%を占めています。

幹部自衛官のキャリアパス

曹長から選抜試験にパスする、防衛大学校を卒業する、または幹部候補生として所定の訓練を終えれば3尉に任用されます。その後、2尉、1尉、3佐、2佐、1佐、将補、将と階級が続きます。

幹部自衛官は、階級に応じた規模(小隊~師団)の部隊を指揮・統率する指揮官としての役割を担うことが主な仕事です。

自衛官の年収の決まり方

自衛官の年収は、基本給、各種職務手当、及びボーナスの合計になります。

一般企業の基本給は高卒より大卒の方が高い傾向がありますが、自衛官の基本給は学歴に関係なく、階級と号俸で決まるのが特徴です。

号俸は同一階級内での基本給のランクで、毎年1月1日に更新されます。号俸の上がり幅は1号俸~8号俸の範囲で勤務成績によって異なり、通常成績だと4号俸アップが多いです。

職務手当は、災害派遣等手当、空挺手当、航空手当、乗組員手当、航海手当、地域手当など、職務や勤務地に応じて基本給に加算されます。

空挺手当や乗組員手当は基本給×33%、航海手当は航海日数×(590~3980円)と、職務手当の額は以外の大きいのも特徴です。

ボーナスは、夏・冬の年二回支給されます。正確な支給額を決定する計算式は複雑なのですが、概ね基本給の4か月分程度です。

自衛官の年収モデル

平成21年10月20日の第一回防衛省政策会議に提出された「自衛官モデル給与例」によれば、自衛官の年収モデルは以下のようになります。

士長(20歳、独身) 305万円
2曹(35歳、配偶者+子1人) 521万円
3佐(中隊長、45歳、配偶者+子2人) 767万円
1佐(課長、47歳、配偶者+子2人) 1248万円
将 (方面総監) 1883万円
将 (統合幕僚長) 2294万円

このモデルを見ると、曹以上は十分に高年収な職業と言えます。また、先にご説明した通り、2士に任官して3年経てば3曹に昇任するための選抜試験を受験することができ、若いうちからある程度の収入が期待できるでしょう。

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