ビッチの意味や使い方:外国のBitchとはニュアンスが違う?

早速ですが、皆さん、ビッチ(Bitch)の意味を知っていますか?

「アメリカの音楽や映画、ドラマなどで聞いたことある」という人や、最近では、日本でもインターネット上でこの言葉を目にしたり、友達との冗談話の中で耳にしたことがある人もいるかもしれません。

しかし、日本人はビッチの使い方を間違えている人が多くいるようです。

ということで、今回は、もともと英語スラングであるBitchの本当の意味を解説します。

日本で使われるビッチ

軽率でお尻の軽い女

「俺の元カノ、ビッチだったから別れた」とか「あの子って清楚系なふりして、本当はビッチなんだから」など、これらを聞いてどのような女性像を想像しますか?

現在、日本で使われているビッチの意味は、ほとんどが上の例で上げたような、軽薄で尻軽な女の子を指しているようです。

ビッチと呼ばれる女性の特徴を知りたい人は、清楚系ビッチの特徴・見分け方:全てはモテるための計算!も合わせて読んでみてください。

悪口陰口で使う言葉

本人を目の前にして使う言葉ではないことからも分かるように、ネガティブワードとして、悪口や陰口の時に使用しています。

洋画や洋楽などで、イケイケな女性に対して使われることが多いので、そのような女性全般を指す言葉として誤解している人も多いようですが、英語圏で使われるBitchとは少し雰囲気が違います。

英語スラングでのBitch

ビッチとは本来”雌犬”という意味なんですが、英語圏のスラングでは、実にさまざまな意味合いで使われています。

そして、その多くが女性のプライドを傷つけるような悪口だったり罵倒言葉として使用されており、決してきれいな言葉ではないのです。

そもそもスラングとは、ある特定の集団内で使われる非正規の表現のことですから、日本で言うところの若者言葉だったり、2ch用語だったりするわけです。

ムカつく女、感じの悪い女

アメリカ人がBitchを使うときの例文を一つ見てみましょう。

「彼女は私に対してすごくイヤな感じの態度を取るの!あのビッチ!」

どうでしょう?このセリフからは「尻軽な女」とか「誰とでも寝ちゃうような女」というニュアンスはあまり感じられないのではないですね。

なぜなら、彼らはそういった意味で使うことは少ないからです。

Bitchとはつまり「「むかつく女」「「態度が悪い女」といった、「イヤな感じの女!」といった意味で使われ、決して尻軽な女性を指しているものではないのです。むしろ、そういった意味で使われることは少ないのです。

アメリカでは男性に使うことも!

男性に対しても、そのまま「Bitch」と使うこともありますし、「サノバビッチ(son of a bitch」など、「ビッチの息子!」なんてふうに罵倒することもあります。

この場合の意味としては、「女々しいヤツ」「弱い男」「なよなよしやがって」など、いわゆるヘタレな男性を指しています。

どちらにせよ、男性にも女性にも、ケンカ腰で向かっていく強い言葉ですね。

ちなみに、英語スラングでは「尻軽女」や「すぐヤレちゃう淫乱な女性」のことは「Slut(スラット)」と言います。これは本当に侮辱的な意味なので、どんな場面でも使ってはいけません。

欧米ではポジティブに「ビッチ」を使うことも

レディー・ガガの場合

今まで散々あまり良くない意味で「ビッチ」を紹介してきましたが、実は欧米では良いイメージで使う場合もあるんです。

たとえばレディー・ガガ。彼女は自身の歌「Bad Romance」で「walk fashion baby, work it move that bitch c-razy」と歌っている箇所があります。

この部分について、ガガは雑誌のインタビューにこう答えています。

「朝は、自信の無いただの24歳の女の子みたいな気分で目覚めるわ。そしてこう言うの。“ビッチ、あんたはレディー・ガガ。起き上がって“ウォーク”、歩くのよ!”」

つまり、気分が沈んでしまっても負けない、強い女性のイメージとしてBitchという表現をしているのです。

マドンナの場合

また、ガガの憧れの存在でもあるマドンナも、過去にこのような名言を残しています。

「私はタフだ。野望もある。そして自分が何を求めているのかはっきり分かる。そういう私をビッチと言うのなら、私はそれでも構わない」

マドンナが言うと、かっこいい言葉に聞こえてきますね。

自分自身で未来を切り開いていくたくましい女性、それは時として誰かと意見が衝突したり、人の反感を買う場面も多くあるでしょう。

陰で「なんて憎たらしい女!」と叩かれることもあるかも。しかし、だからといって屈することはない女性の力強さを感じますね。

もし誰かに「ビッチ」と言われてしまったら

女性に言われたら

そんなときは、こう返してあげましょう!「私は私のビッチだから」。これは、直訳すれば「私は私のもの」、つまり「私は私のために生きている」→「大きなお世話!」となります。小気味のいい返事ですね。

男性に言われたら

男性には、「Dick」や「asshole」などと返してやりましょう。「Bitch」ほどインパクトがないので、その前に「Fucking」などとつけるとより効果的なようです。

ちなみに、「彼のビッチ」といえば「彼のガールフレンド」という意味になります。スラングというのは、ニュアンスを感じ取る言葉遊びみたいなものなんですね。

ビッチとBitchの違い

日本で聞くビッチと、英語圏でのBitchには大きな違いがあり、今までイメージしていたものとかなり違った印象を持った方も多かったのではないでしょうか。

日本の男性はアメリカの男性に比べて、ビッチという言葉にとても敏感な気がします。それは、日本での使い方が性的なものに偏っているからかもしれません。

一人の女性を独占したい、でも自分に自信がない。そんな日本男性の弱さや繊細さが、従順で清らかな女性(イメージ)にこだわる理由なのでしょう。

あまり使わないほうがいい言葉

また、良い意味で使うビッチも紹介しましたが、ガガやマドンナは、あくまで「ネガティブなイメージの言葉を使ってポジティブなイメージに変換する」表現のプロです。

やっぱりビッチは悪口であり、皮肉的な言葉なので、あまり使用しないに越したことはないでしょう。

ライター