ゲイとホモの違いって何?誤解されがちな同性愛者へのイメージとは

「LGBT」という言葉を目にすることが多くなりましたが、これが一体何を示しているものなのかご存知でしょうか?

今回はセクシュアル・マイノリティの基本的な用語の説明と、よく見かける「ゲイ」と「ホモ」の違い、そしてしばしば誤解されがちな同性愛者のイメージについてご紹介します。

セクシュアル・マイノリティの基本的な用語


「LGBT」とは、L…レズビアン(女性同性愛者)、G…ゲイ(男性同性愛者)、B…バイセクシュアル(両性愛者)、T…トランスジェンダー(性別越境者、心と体の性別が不一致)です。ここに「I(インターセックス)」や「Q(クエスチョニング)」が入ることもあります。

性的指向(自分がどんな性別を好きになるか)について考えるとき、戸籍上の性別と性自認(自分がどんな性別か)、そして性的指向の3つのレベルで考える必要があります。

基本的な性的指向の種類

①戸籍上の性別が女性で、性自認が女性、性的指向が男性の場合:ヘテロセクシュアル(異性愛者)
②戸籍上の性別が男性で、性自認が男性、性的指向が男性の場合:ゲイ
③戸籍上の性別が女性で、性自認が女性、性的指向が女性の場合:レズビアン
④戸籍上の性別、性自認関係なく性的指向が両性の場合:バイセクシュアル
⑤戸籍上の性別、性自認関係なく性的指向が性別関係なしの場合:パンセクシュアル(全性愛者)
⑥戸籍上の性別、性自認関係なく性的指向がない(人を好きにならない、恋愛に興味がない)場合:アセクシュアル(無性愛者)

(※トランスジェンダーの性指向についてはこの記事では省略)

「ゲイ」と「ホモ」の違い


「ゲイ」と「ホモ」の違いは、呼び方と意味合いの違いです。

同性愛者を意味する「ホモセクシュアル」は、自分と同じ性を持つ対象に恋愛感情を抱き、男性同性愛者の場合は「ゲイ」、女性同性愛者の場合は「レズビアン」と言われます。

省略形で使われる「ホモ」という言葉は、同性愛者に対して差別や中傷という意味合いで使われきたので、同性愛者に対しての侮辱に当たる言葉になります。

メディアなどで登場する機会は減りましたが、良い意味で使われることはほとんどありません。

つまり、同性愛者全体を指す場合は「ホモセクシュアル」、男性同性愛者を指す場合は「ゲイ」、男性同性愛者に対して差別的な意味合いで指す場合は「ホモ」ということになります。

誤解されがちな同性愛者に対するイメージ

近年メディアなどでセクシュアル・マイノリティーが取り上げられるようになりましたが、まだまだ誤解や偏見が付きまとっています。ここではしばしば誤解されがちな同性愛者のイメージについてご紹介します。

「オカマ」や「オネエ」もゲイなの?

一般的な認識としては、「見た目は男性だけれども、言葉遣いや仕草が女性的な人を「オカマ」、見た目も女性的で、言葉遣いや仕草も女性的な人を「オネエ」だと言われていますが、最近ではその違いが希薄化してきています。

「オカマ」や「オネエ」は必ずしもゲイだというわけではありません。

なかにはゲイだとカミングアウトしている人もいますが、いわゆる女性が多い職業(美容系やファッション系など)に就いている男性は、女性らしい振る舞いをすることでその場に馴染んだり、キャラとして「オカマ」や「オネエ」を選択するという人もいます。

オシャレな男性はゲイなの?

アーティストやファッションデザイナーにゲイが多いことはよく知られていますが、必ずしもゲイ=オシャレ、身なりに気をつかうということではありません。

確かにゲイにはオシャレな人が多いです。それは、メディアなどに登場するゲイにオシャレな人が取り上げられる機会が多いため、そのようなイメージが強いかもしれませんが、そうではない人ももちろんいます。

最近ではオシャレを楽しむ男性も増えてきましたし、男性のなかでも美容に気をつかう人が増えてきました。なので、一概にオシャレな男性=ゲイだと言えません。

ゲイはヘテロ男性を襲う?

これが最も誤解されがちなイメージだと思いますが、ゲイ=男性なら誰でも好き(レズビアンなら女性なら誰でも好き)というのは間違いです。

確かに性的指向が男性ではありますが、異性愛者と同じく好きになる対象へのタイプや好みがあります。

つまり、性的指向が同性に向いているだけで、好きになるプロセスなどは皆同じなのです。

まとめ

今回ご紹介した事柄以外にもまだまだ細かなカテゴリがありますし、これが必ずしも固定化されたものではありません。

「セクシュアリティはグラデーション」とよく言われますが、人によって自分が何者であるか、何に愛情を向けるかなどは異なります。

それを否定せず、歩み寄り、誤解を解いていくことが大切になってくるでしょう。

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